イベント報告

第1回青梅キッズ&スプリント・デュアスロン大会開催(1月12日)!
The 1st Ome kids & Sprint Duathlon !!


小学生低学年の部、ランスタート!トライアスロンの種目の中で一番面白くて、見ごたえがあるのがバイクだと思います。「バイクを使った競技を青梅で実現させたい。」そんな思いがあって、第1回青梅キッズ&スプリントデュアスロン大会は実現しました。

この大会は青梅市トライアスロン協会が青梅市民体育大会のイベントの一環として企画したものです。会場は多摩川河川敷の青梅市民球技場。真ん中のグラウンドを囲むように陽のあたる遊歩道が川沿いに続いており、近隣の住人の散歩コースにも、もってこいの場所です。北側には球場を見下ろす形でずっと高層マンションが立ち並んでいます。

キッズのバイク風景ランコースは川沿いのフラットな遊歩道と圏央道をくぐるアップダウンのある舗装道を周回するコース(1K/1周)、バイクコースはグラウンドの周囲を「U」の字に走るテクニカルなコース(2K/1周)です。

1月12日当日は小春日和の暖かい気候で、棄権の選手もほとんどなく、和やかな雰囲気の中、大会が開催されました。
競技は小学生低学年(1〜3年)、小学生高学年(4〜6年)&中学生、高校・一般の3グループでのスタートとなりました。

小春日和の多摩川沿いを走るキッズたちまず小学生低学年の部ではスタートが圧巻で、皆ものすごいダッシュ。こんなので息が続くのかと思いきや、やはり折り返してくるとかなり差がついています。優勝は新井祐介選手(9歳・鴻巣市)、山崎芙蓉選手(8歳・津久井郡)。
とても苦しかったのでしょう、ゴールしてからお父さんに抱きついて泣いている子もいて、とても微笑ましい光景でした。

小学生高学年・中学生の部は、同時スタートで週回数が異なります。小学生高学年の方は清水太己選手(9歳・羽村市)、仁木萌子選手(10歳・新座市)がそれぞれ優勝。

中学生は参加人数こそ少なかったものの実力が拮抗しておりとても良いレースでした。お父さんのゲキが飛ぶ中1位でゴールしたのは澤村勇太選手(14歳・あきる野市)でした。

一般の部優勝の足立選手最後に高校・一般のグループがスタート。現日本チャンピォン松丸真幸選手がオープン参加で出場しましたが風邪で体調はイマイチ・・?、第1ランから足立健児選手(北区)と追いつ追われつの見ごたえのある展開となりました(見るほうにとっては面白い。
さすがに第2ランで突き放した松丸選手がトップでゴールしプロの貫禄を見せつけましたが、足立選手、大健闘でした。女子は斎藤有美選手(相模原市)が優勝しました。
子供も大人も、皆自分の力を出し切ってゴールした後のすがすがしい顔がとても印象的でした。
レース結果はこちら

レース後は、松丸選手によるバイククリニック開催。主にバイクの乗り方・メンテナンス等がテーマだったようで、集まった人たちは皆真剣な面持ちで松丸選手の話に聞き入っていました。
また、白戸太朗氏が同日に横田基地で開催されていた「フロストバイトロードレース」に参加した後、一家で応援に駆けつけてくれました。
ちなみに白戸一家の長女・瑞穂ちゃんは、2Kのマラソンに出場してからデュア表彰式のプレゼンターをする白戸太朗、松丸真幸選手スロンの低学年の部にも出場するという快挙?!を成し遂げました。恐るべき瑞穂ちゃん。

天気のせいかギャラリーも多く、皆「デュアスロン」という競技に興味深々だったようで、スタッフに色々な質問が投げかけられました。また、青梅市体育協会の役員の方たちにとっても、この競技は新鮮だったようです。
トライアスロンを東京で開催するのはとても困難な現状にある中で、トライアスロンと共通する複合競技を少しでも市民に知ってもらうことができたという意味ではこの大会を開催した意義があったのではないかと思います。
裾野を広げていくことが、何よりもトライアスロンの今後を明るくするのではないかと思う今日この頃です。

今回、台風26号ロタ災害復旧募金箱を設置したところ、多くの方にご協力頂けました。ありがとうございました。

注)この大会の模様は雑誌「TJトライアスロン」3月3日発売号に掲載されます。

SPECIAL THANKSチーム・サスケ、松丸真幸、白戸太朗、ボランティアの皆さん

                                               写真提供:舘岡正俊

                                             2003年1月25日 記