2009年11月の選挙で勝って、2010年1月からロタの新市長に就任した。
メンディオラ市長もイノス前市長と同様にKFCとの付き合いは古く1994年からである。
1994年に第1回ロタブルー・トライスロンを立ち上げた時、市長はイノスで、その右腕がメルチオだった。
そして、メルチオが鋭いサンゴがむき出しだった東港に初めて重機を入れて埋め立ててくれた。
また、荒れ放題だった
ランコースにブルトーザーとローラーを入れて整地してくれたのも彼だった。それを1997年まで4年間ずっと
やってくれた。だから、イノス同様、彼にとってはロタブルー・トライアスロンは自分が作ったイベントという自負が強い。
また、1995年の第2回大会の時、政党間の争いに巻き込まれ開催危機に見舞われた。その時、メルチオと協力してそのピンチを
乗り切った経緯がある。のんびり、ゆったりしたマリアナにあって、珍しく頭の切れる男だ。
そんな過去の濃い背景があり、これからの4年間を再びKFCと一緒にトライアスロンができるのを楽しみにしているという。
1998年にベンジャミン・マグローニャが市長選挙に勝ち、イノスが負けたと同時にメルチオも政権から去り、
KFCとの関係は途絶えていた。KFCのイベントは常に時の政権と組んで開催するので、負けた者はタッチすることは
できないのである。この事は勝った者も負けた者もよく理解しているので、何のわだかまりもない。
彼はチャモロ人には珍しくお洒落で普段は鳥打帽を愛用している。面白いことに、テニアンの新市長のレーモンもお洒落
でカーボーイ・ハットにブーツを愛用している。
家業としては、島内でスーパーマーケットやコインランドリーを経営している。