イベント報告
第2回東京ヒルクライムOKUTAMAステージ
2010年7月11日(日)
2nd Tokyo Hillclimb Okutama Stage !!
■KFC徒然
【レース前日受付】

今年の参加賞の自転車用レインジャケットは皆さん気に入っていただけたでしょうか?実は中国で製造した商品が日本(関西空港)に 届いたのが7/9(金)の夕方、それから宅急便で東京奥多摩の登計公園に到着したのが7/10(土)の11:00となかなかスリリング な状況でした。でもちゃんと選手の皆さんに13:00からの受付で渡すことができたので、終わりよければ全てよし、ということで・・・。

当日受付もして欲しいと言う声があるのですが、道路使用許可等の都合でレースの開始時間が早いため、なかなか厳しい状況です。 何とか工夫して一部(過去に参加経験のある人----競技説明の不要な人)だけでも当日受付できないか検討しています。また、応援者用のバスも。

【7/11(日)5:30AM】

スタート30分前。駐車場前の道路でアップしている選手、仲間と談笑する選手達、ゼッケンを確認している選手、やや緊張気味の表情、 エネルギー補給している選手、みんなスタートまでの時間を思い思いに過ごしている感じです。今大会は片山右京さんが参加してくださることに なり、直前だったためゼッケン0番での出走。

前評判ではゼッケン12番の鵜沢裕也選手が有力との情報もありますが、ゼッケン1番の高岡亮寛選手も東京ヒルクライムシリーズは優勝しており、 どんなレース展開になるのか楽しみです。

女子は去年の優勝者片山梨絵選手と準優勝者の金子広美選手、4位の高橋香世選手が参加しており、これもおもしろそうです。

5:20AM、いよいよスタートの整列が 始まりました。私は一足早くコースを出発し、ゴールまで約2KM地点の月夜見第一駐車場付近でスタンバイ。ここの見晴らしは一見の価値あり と思います。レースではそんな余裕がないのが残念。

【月夜見第一駐車場付近】

既に時計は6:05AM。ここは残り約2KM地点なので先頭がくるのは去年の記録を勘案すると6:25くらいかな、と思いながら選手を 待ちます。写真を撮るのに良さそうな場所を確保してふと後を見ると、フォトクリエイトの人が。邪魔にならないように少し位置を変更。

プロカメラマンの小野口健太さんを乗せたオープンカーが通り過ぎた後、しばらくして、あっ、来た!先頭集団2人だ。やや緩い上り坂を 2人で併走。残り約1.5KMは勾配も緩いので最後のゴールスプリント勝負になるような雰囲気です。その後しばらくして、4人(5人?) の第二集団。ここも団子状態です。その後少しあいて、続々と選手が上ってきます。

カメラマンの小野口さんが、カメラを手に、まるで動物のような素早さで写真を撮りながらコースを下っていきます。

じっと前を見据え上っていく選手、頑張ってーと声をかけるとありがとう!と返事を返してくれる選手、とても苦しそうな選手、カメラを 向けるとブイサインをしてくれる選手。選手の息遣いを間近で聞いているとなんだか自分もレースに参加しているような錯覚に陥ります。

そして7:00AM。関門の時間です。ほんの数分間に合わなかった選手達が関門に到着。がっかり。口惜しい。去年は完走できたのに。 関門で引っかかるくやしさはとてもよく分かります。でもだからこそ、もっと練習してまた挑戦してやる!という新たなモチベーションになる のではないでしょうか。

下山が始まり、みんなリラックスした表情で下っていきます。ありがとうございました、と声をかけてくれる選手もいて、スタッフ冥利に 尽きます。それにしても事故がないのは何よりのこと。

【アワードパーティー】

今年も運よく天気に恵まれ、昨年同様「山のふるさと村」の裏庭での開催となりました。ちょっとした軽食&飲み物もあり、レース後 お腹を空かせた選手や応援の家族がテーブルに殺到。レストラン「やませみ」さんによるサンドイッチやおにぎり、から揚げにポテト、 キュウリのサラダ等などの料理は今年も大好評でした。

表彰の方は、今回はMCの西田さんとスペシャルゲスト(?!)マルコ・ファバロさんの進行で賑やかな雰囲気でした。マルコさんは 昨年のOKUTAMAステージに参加してくれたことが縁で、今回のプレゼンターを引き受けてもらいました。おまけに賞品(イタリア語語学学校のチケ ット)まで提供してくれました。

優勝は最後ゴール手前でスパートし逃げ切った鵜沢裕也選手、2位は高橋義博選手、3位は高岡亮寛選手。第3位〜5位は 27分07秒下100分の1秒差の大激戦でした。

女子優勝は片山梨絵選手、第2位が金子広美選手(1位、2位は昨年同様)、第3位が栗原春湖選手でした。素晴しかったのは18歳の小黒篤志選手。 タイムがなんと27分54秒(将来が楽しみですね)。また、恒例の西田賞は途中でリタイアし大泣きしたという選手。来年は是非、再チャレンジして 笑顔でゴールして下さい。

最後は恒例のジャンケン大会。ジャンケンでイタリア語語学学校のチケットを勝ち取った方!、頑張ってイタリア語を身につけて、是非 自転車乗りにイタリアへ行って下さい!

【THANKS TO KFCの仲間たち】

前日の受付からの当日のレースまで手伝いに今回もたくさんの仲間が駆けつけてくれました。いつも夫婦で参加してくれる頼りになる トライアスリート峰尾夫妻(南の島仲間)、北海道の仕事を終えて駆けつけてくれた鉄人(日本では数少ない鍛鉄工芸家) 西田光男さん、 遠く江戸川区から毎回きてくれる(西田さん友&自転車好き)トライアスリートの安原さん、茨城の自転車屋 「エナジー」の代表原さんはメカニックを担当してくれました。

他にもいろいろとお手伝いいただきました。輪千レーシングチームの皆さん。自転車乗り&プロカメラマン(二足のわらじ)の小野口健太さん。 それから(仲間と云うのはたいへん失礼なのですが)、青梅警察署の方々。レースの運営や安全管理などいろいろな面でアドバイスやご協力を いただきました。

大会が事故なく無事成功したのは、皆さんの力があってのものです。皆さん自身も楽しんでもらえたら幸いです。ということで、 来年もどうぞよろしく。そうそう、その前に8月のNARIKIステージの方もよろしく。

【おまけインフォメーション】

■其の一:昆虫博士

青梅の看護師、斉藤夫妻の孫はやとくんは昆虫大好きな人懐っこい男の子です。いつもいろんな虫をつかまえてはいろいろ説明してくれます。 (ギャーという時もあり。)子供だと侮ることなかれ、昆虫の知識は大人顔負けの大したものです。末は昆虫博士と確信してます。皆さんも昆虫を 見つめているはやとくんを見かけたら、声をかけてみて下さい。

■其の2:奥多摩周遊道路

奥多摩周遊道路は東京都管轄の道路です。東京都建設局西多摩建設事務所がこのレースのために日程を合わせて道路整備や清掃をして くれています。ですから、路面もとても綺麗で極上のコース!選手の皆さんも気持ちよく走れたのではないでしょうか。 西多摩建設事務所の皆さんに感謝です。

■其の3:ユーチューブ

今回2位に入賞した高橋義博選手がレースの状況を撮影した動画をユーチューブで見ることができます。なんと高橋義博選手は自分のヘルメットに カメラを取り付け、スタートからゴールまでを撮ったそうです。スタートしてから他の選手との抜きつ抜かれつ、また後半の鵜沢選手(優勝) との駆け引き、最後の鵜沢選手のダッシュなど、たいへん見ごたえがあります。

[高橋義博選手によるOKUTAMAステージ動画(4倍速)]

■其の4:片山右京選手のコラム

2010年7月15日付けの日刊スポーツ紙に掲載された片山右京選手のコラム

軽量化で挑んだ奥多摩は散々な結果

【レポート・フォト】
【Special Thanks】

最後に、OKUTAMAステージ開催に当たって、ご尽力、ご協力頂いた以下の方々に感謝したいと思います。

東京都、奥多摩町、東京都建設局西多摩建設事務所、青梅警察署、山のふるさと村、レストラン「やませみ」、奥多摩消防署、 小菅村東部森林公園キャンプ場ほうれん坊、トライスポーツ、明治乳業(VAAM)、NATHAN、バイク&スポーツ「エナジー」、 スぺシャライズド・ジャパン、イタリア語学学校「Societa' Dante Alighieri Comitato di Tokyo」 (ダンテ・アリギエーリ協会東京支部)」

写真提供:小野口健太、舘岡正俊、 池田将、市川幸次、西田光男、斉藤文子、中村清隆