イベント報告
第1回赤城高原100q耐久サイクリング
&トレイルラン
1st Akagikogen Cycling & Trairu Ran
2016年8月13日14日
■KFC徒然

2年前から横浜市が南伊豆町に持つ「横浜市少年自然の家南伊豆臨海学園」を大会会場にサイクルイベント 「南伊豆グランフォンド」を開催しています。その関係で、横浜市がこれまた昭和村に持つ 「横浜市少年自然の家赤城林間学園」で何かスポーツイベントができないだろうかと相談を受けました。それで、 8月13日(土)、14日(日)の2日間に亘って「第1回赤城高原トレイルラン」と「第1回赤城高原100q耐久サイクリング」を開催しました。

この学園は赤城山の山腹に位置しており、標高は800m強あります。その所為でしょうか、まだ夏だというのに まるで秋の気配。会場には トンボがたくさん飛び交っていました。日向は陽が射すほどの暑さですが、 木陰はひやっと涼しい。時折吹く風も 爽やかで気持ちがいい。蒸し暑い下界と比べたら天国です。

また、学園がある昭和村は「日本で最も美しい村連合」に加盟しているくらいで、畑や山の風景が本当に美しい村です。 先ず目を引くのが、 関越道昭和ICから赤城林間学園までの道中から見える広大な畑の風景です。北海道富良野に あるあのパッチワークの丘を彷彿させてくれます。

そして、この時期は高原野菜の主役レタス、トマト、ほうれん草、トウモロコシが旬のようです。それ以外も たくさんの種類の 野菜が豊富にあります。流石“やさい王国昭和村”と自負するだけのことはあります。特に、 コンニャク芋の生産量は 日本一だそうです。だから、今が旬のレタス、ほうれん草、トウモロコシを道の駅 「あぐりーむ昭和」から購入し、 選手の皆さんに一つづプレゼントしました。

【トレイルランレース】

さて、土曜日のトレランレースの方は、09:30のスタートです。群馬と云うこともあり、地元の強豪選手であり、 東京トレランシリーズ王者の栗原孝浩さんとその仲間たち「前橋トレラン部」に運営を手伝ってもらいました。

また、ジュニアの部も併設しました。宮地藤雄くんが全国展開しようとしているジュニアトレランシリーズの一環で、 宮地くんとの共同運営です。当日のハンドリングは宮地くんにやってもらいました。

我々KFCもかつては青梅でジュニアトレラン を開催していたのですが、10年ほど前に保護者のマナーの悪に 嫌気がさし、中止してしまったという経緯があります。

コースは学園の広大な敷地を利用したもので、1周回約3.5km、高低差約80mで森の中を走るというものです。 木陰が多く、 涼しくて、ランナーには優しい環境です。因みに、翌日のサイクルイベントも同じコースです。

スタートは一般部門もジュニア部門も一斉です。ジュニアは1周回、一般は5周回と10周回の部門があり、 それぞれにチームが あります。このような周回レースはランナーが会場に戻って来る度に盛り上がって、なかなか楽しいものです。

普段の東京トレランシリーズとは雰囲気が全然違って、タイムや順位を争う競技と云うよりも、お祭りや運動会といった 趣が あります。その中でも、渡辺良治選手を擁する強豪チーム「青梅トレラン部」が会場の雰囲気を盛り上げて くれていました。 レースはスケジュール通りに進み、けが人もなく、終始、和気あいあいとした雰囲気の中で 終えることができました。

来年からは東京トレイルランシリーズ第3戦に組み込み、スケールアップします。学園の南方にある大峯山(標高1136m)の 中腹(標高約1000m)にある周回15qのコースを使います。そこにはドイツの森を思わせる深い広葉樹の森が 広がっており、魅力的なコースです。15km部は1周回、30km部は2週回目を逆走です。目に映る風景が全然違います。

【100km耐久サイクリング】

翌日の100km耐久サイクリングは、前日の快晴とは違って、午前中曇り空、と云うよりも雲の中にいるような雰囲気でした。 陽射しはありませんが、涼しくて、湿度が低く、これはこれで気持ちの良い気候でした。やはり夏場は高原が一番です。

前日のトレイルランと違って、自転車があるので、会場の雰囲気が全然違います。バイクはMTBと シクロクロスです。 08:00スタートです。我々の予想は1周回12分でしたが、それを超え、1周を10分台で戻って来る選手もいます。

ソロ参加、チーム参加も上位選手は10分台を刻んでいきます。上りは力強く、下りはカッ飛んでいきます。こんなスピードで 100kmも走れるのかと思うほどです。100q部門優勝のソロとチームのそれぞれに10万円という賞金の所為でしょうか。

チーム100q部門のトップはスタートから約5時間後にゴールしました。速いです!そして、ソロは5時間半後に ゴールしました。 これも速いです。我々の予想していたタイムより1時間も早いのでびっくりです。チームの 優勝者はSUMMER TRAINING CAMP 2016、 ソロ優勝者は日系ブラジル人のSakaguti Akira選手でした。

スタート時間から8時間後の午後4時にコースをクローズし、競技は終了しました。この日も、けが人もなく、 無事に終えることができました。第1回大会にも拘らず参加して下さった選手の皆さん、ありがとうございました。

【レポート・フォト】

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【Special Thanks】

昭和村、横浜市体育協会、横浜市少年自然の家赤城林間学園、あぐりーむ昭和、前橋トレラン部、 宮地藤雄、Wachiレーシングチーム

写真:小野口健太