わが町青梅
第4休息所 【永山ハイキングコース内】
見晴らしのよい処に建つ東屋 第4休息所は永山ハイキングコース始点から3kmほど 奥に入った所にある休息所です。この始点はJR青梅駅の裏手にある永山公園にあります。 始点からここへ至るまでに途中3つの休息所があり、ここが第4番目の休息所という訳です。 たいへん見晴らしのよい場所で、この休息所が一番人気のスポットになっています。

晴れた日には眼下に青梅の街並みと蛇行して流れる多摩川を臨むことができます。休日には地元の人たちばかりではなく、 遠方からもたくさんのハイカーが山歩きにやってきます。そして、ここに立ち寄って弁当を広げています。 東屋もあり、ベンチもあり、弁当を広げるには持って来いの場所です。

また、一般ハイカーだけでなく、健康のため毎朝夕にウォーキングをしている人たちもたくさんいます。 適度に上り下りが連続した道なので足腰にはたいへんよい運動になります。また、地道なので脳みその活性化にもなります。 中には、本気モードでゼィハー・ゼィハーしながらランニングをしている人たちもいます。 ここでは人間本来が持つ野生本能を取り戻せるような感じがします。

時には、地元の小中学生が急坂を利用してダッシュの練習をしたり、 福生の米軍横田基地内にある小中学校の生徒たちがスクールバスでやって来て、 体育授業の一環としてランニングをしています。これらの人たちのほとんどが永山公園から第4休息所までやって来て、一服して戻って行きます。 この休息所が皆さんの一つの目安となっているようです。

ハイキングコースから見た第4休息所 このハイキングコースは首都圏に近く、さらに、JR青梅線「青梅駅」からも近いという交通の便利な場所にあります。 それでいて本格的な「自然の山」を満喫できるという魅力ガあります。都会にある公園の林とは全く違います。

この休息所辺りにでは、運がよければ、野生のシカやリスなどと出会うこともできます。 珍しいコジュケイという野鳥も生息しています。この鳥は大きさも、色も、形もウズラによく似ており、 飛ぶことをせず10匹ほどの群れをつくって茂みの中を歩き回っています。 因みに、この辺りには危険な熊やイノシシはいませんので、ご安心を。

この休息所の手前に高圧電線の鉄塔があります。ちょっと分かりにくいですが、この傍に小道があり、それを下に下ることができます。 下り切った所は小さな谷間になっており、綺麗な水の小川がながれています。 これが黒沢川の源流に当たります。最終的には成木川に合流します。

この休息所の背後の小山にはベンチがあります。 その中でも東屋から奥へ50mほど入った見晴らしのよい場所にあるベンチ付近は風の通り道になっています。 常に南側の多摩川方向から心地よい風が吹いてきます。夏の暑い日はそのベンチで一服するのはとても気持ちが良いものです。 ぜひ、試してみて下さい。このベンチからも青梅の町並みや多摩川を展望することができます。 また、このベンチの下の南斜面一面にはサクラが植えられており、春には花見の名所ともなっています。

【アクセス】JR青梅線「青梅駅」から永山ハイキングコースで徒歩約30分