このハイキングコースはお馴染みの「青梅高水山トレイルラン」コースの一部です。
始点はJR青梅線「青梅駅」裏手にある「永山公園」で、終点は「榎峠」です。この間の距離は約10kmあります。 最初の約3kmは上りベースですが、それ以降は山の稜線を小刻みにアップダウンを繰り返しながら細い山道を進みます。 名郷峠辺りの急坂には安全対策としてロープが設置してあります。 途中のポイントとしては、名郷峠(始点から約7km地点)、辛垣城跡、雷電山(標高494m)があります。 雷電山を過ぎると榎峠までの残り約1kmは下りベースになります。 山道を歩く所要時間は個人差によって大きくかわりますが、永山公園から榎峠まで2〜3時間程度です。 途中に水場はありませんので、ペットボトルくらいは持って行くことをオススメします。 携帯電話は一部を除いて大体繋がります。榎峠の最寄の駅はJR青梅線「軍畑駅」です。下りベースで徒歩約20分です。 このハイキングコースは青梅街道とJR青梅線とに並行に走っています。途中疲れたら青梅街道沿いに下山することができます。 コース途中に日向和田駅、石神前駅、二俣尾駅へと続く下山道がそれぞれありますので安心です。 走るのもよいですが、歩くのは、また視点が違って楽しいものです。走っていると見過ごしてしまうような物事に出会います。 例えば、富士山が見えるポイントがあります。実は、空気が澄んだ日には、コース上から富士山が見えるポイントが3箇所もあります。 先ず、第一番目はコース始点から100mほど先に入った簡易舗装された急坂の中間点辺りです。 次は、第2休息所下のコース上で、富士山を見るためのベンチがちゃんとあるんです。 もう1箇所は矢倉台の急坂を上りきった所のベンチ辺りです。 また、コース上には、始点から約3km先までの間に第1〜第4休息所まで4つの休息所があり、 小さな東屋があります。ちょっと休んで景色を楽しんだり、弁当を食べたり、夕立をやり過ごすのに便利です。 第4休息所の先に矢倉台展望台があります。 その約200m先までは軽自動車が通れる道幅がありますが、それから奥は本格的な細い山道となり、小刻みなアップダウンが続きます。 辺りを観察すると動物の糞が落ちていたりして、運がよければシカやリスなどにも出会うことができます。 途中の山の頂上からの風景も見ごたえがあります。遥か向うに連なる峰々や新宿辺りの高層ビル、 所沢の西武ドーム等など、晴れた日には景色を楽しむのもよいものです。 【アクセス】永山ハイキングコース始点へはJR青梅線「青梅駅」から徒歩5分 |