2016年4月3日(日)
4月3日(日)、第18回青梅高水山トレイルラン大会を開催しました。天気の方は快晴とはいきませんでしたが、曇り時々晴れで、 寒くもなく、まずまずでした。
8時頃から大会会場である風の子太陽の広場に参加者が集まり始めました。会場の場所が青梅駅のすぐ裏手にある公園とあって、 電車が青梅駅に着く度にどっと大勢の参加者の一団がやってきます。
ゼッケン(+計測タグ)を先に送っているため、せわしない朝の 選手受付がありません。そのため、選手の皆さんは比較的のんびりです。ただ荷物預かりに行列ができたのは来年への 反省点です。
また、この時間帯に大会本部へとんでもない不届き者が現れたのです。この話は後ほど。
9時から開会式です。本大会は2011年3月11日に発生した東日本大震災とは濃い関係にあります。
そのため、 2011年以降、毎年「東日本大震災」でお亡くなりになられた方々への黙とうから始めることにしています。
黙とうに続き、今年のオープニングスピーチは、昨年までの竹内青梅市長に代わって、浜中啓一新青梅市長です。 浜中新市長は青梅市をカヌー競技の強豪に育て上げたパイオニア的存在の方で、全日本選手権4連覇の強者です。
続いて、9時20分から、これまた恒例のウォーミングアップが始まります。第1回大会から続けている地元の インストラクター3人によるエアロビクスです。時間にして約20分間です。スタート直後の上り坂を意識して、 選手の皆さんの足腰に刺激を入れ、心拍数を上げてもらっています。これでひと汗かいてもらいます。
そして、もう一つの効果は、エアロビをすることで、ざわざわして、まとまりのない会場の空気が緊張感を 帯びてレースモードに一変することです。
10時ジャストに30q部の選手が、その30分後の10時半に15q部の選手がスタートして行きます。30q部のトップが 10q先の榎峠に到着したのは、何とわずか43分後です。
榎峠は本大会で唯一の関門です。関門閉鎖時間はスタート90分後の11:30で、トップ選手通過の2倍の時間に設定して います。今年は数十名の選手が不通可となりました。
不通可になった選手は、計測チップをスタッフに手渡し、裏手にある白岩エイドでエネルギーを補給して、自力で来た 道をゴールまで戻ってもらいます。中には、麓にある青梅線軍畑駅から電車で青梅駅に戻っていく選手もいます。 これも一つの手です。電車を使うと楽チンです。
榎峠から300mほど奥に入った所に地元白岩地区の一人の有志による私設エイドがあります。最初は近くの自宅から 水道ホースを約200mにわたって引っ張り上げて設置して下さったものです。
それが、今では多くの地元の人が、オレンジ色のジャンバーまで揃えて、立派なエイドになっていました。何と 地元選出の山田俊夫市議もユニフォーム姿で応援されていました。2年前の大雪による林道崩落で、高水山常福院境内の エイドでの、フルーツの提供ができなくなっていますが、その分、白岩自治会のエイドが充実してきた感があります。
因みに、オフィシャルエイドは高水山常福院境内と白岩自治会館の2か所です。
また、15q部の栗平集落にあるエイドも自然農法を実践している「賢治の学校」の私設エイドです。「賢治の学校」の オーナーが敷地内に実るみかんをカットして、選手の皆さんへ提供して下さったのが始まりです。それがその後、徐々に 充実して、今に至り、選手の皆さんに好評を頂いています。
かつて、みかんの不作の年は自前でみかんを購入して選手の皆さんへ提供して下さったとのことです。感謝です。
今年からすべてのランナーに対し、水500ml以上と手袋を義務付けています。水に関しては、途中にエイドもありますが、 飲むだけでなく、ケガした場合に傷口を洗ったりもできるからです。
また、手袋はケガの防止です。トレランでのケガの大部分は手の平なので、手袋の効果は絶大です。違反者はペナルティとして ゴールタイムに30分加算しています。特に上位を狙う選手は忘れないように。また、今後、これらのない選手は大会写真から 削除せざるを得ません。
さて、レースの方は、11時半頃に15q部トップ選手がゴールしてきます。しばらくして、続々と15q部の選手が ゴールしてきます。また、12時頃には30q部トップの選手が、15q部の選手に交じってゴールしてきます。
それ以降は、15q部と30q部の選手がどんどんゴールして、静かだった会場に活気が戻ってきます。
15q部男子優勝は向井孝明選手(東京都/1:02:57)、女子優勝は高橋寿恵選手(神奈川県/1:24:51)でした。 30q部優勝は栗原孝浩選手(群馬県/2:12:38)、女子優勝は鴨井夕子選手(神奈川県/2:44:35)でした。
因みに、今年の男女各シリーズチャンピョンは来年ニュージーランドで開催される 「第4回クイーンズタウン国際マラソン」に招待されます。
今年初の企画として、ゴール後の腹を空かせた選手のために会場内に6種類の食べ物ブースを出店しました。
ホットドック、肉うどん、ピザ、タコス、大学芋、みたらし団子等々です。これらは地元青梅で食べ物店を経営されたり、 移動販売等々をされている若手経営者たちによるものです。好評につき、来年も実施の予定です。
但し、場所はスポーツショップのブースと同じく草の広場に設置したいと思っています。
ゴール後の選手ケアとして、毎年大好評の「足ふみマッサージ」に加え、今年新たに「ペアストレッチ」も行いました。 どちらもレースで酷使した下半身の疲労を早期に回復させるものです。
場所は大会本部テントの横にある管理棟の1階です。正午頃から疲労困憊の選手がたくさんやってきました。皆さん、 気持ちよさそうで、今年も大好評のうちに終えることができました。
施術料はどちらも10分間1000円です。これらのお金は、当初、東日本大震災への義援金にと予定していましたが、 その後、熊本で地震が起き、急きょ、緊急性の高い熊本地震の義援金に回されました。
かつては「災いは忘れた頃にやってくる。」と言われていましたが、近頃の災いは忘れる前にやって来るようです。
また、ストレッチ教室は月2回「成木の家」でもやっています。スポーツには、サプリメントもよいですが、何よりも普段からの体にケアは大切です。 皆様のご参加をお待ちしています。
今年から30q部コースで榎峠からにちゃぎり林道までの約3q間が秩父多摩甲斐国立公園普通地域に接しているという ことで、トレイルラン大会での使用に当たって、国(環境省)と東京都(環境局)の承認が必要となります。
そして、レース前とレース後のモニタリング調査の結果を国と東京都へ提出せねばなりません。具体的には、 レース前に環境省の担当者と実際に歩き、モニタリング地点を指示されます。2か所の指示がありました。
そこを中心にして、1辺3mの正方形を1辺1mの正方形9個に分けて写真を撮ります。場所の正確性を示すためにGPSも 使います。これが中々大変な作業なのです。わずか普通地域の3qでこれなんですから、距離の長いレースや特別地域でも あれば大変な作業になるでしょう。
この部分の山道は、久しく人が通らなくなって草木に浸食され消えてしまっていました。それを10数年前に我々が 地元の人と協力して整備して復活させたものです。だから、年間通して、ここを通る人は選手の皆さんだけと 言っても過言ではありません。いずれは消滅の運命にある山道です。
大会当日の朝、大会本部へゼッケン(+計測タグも)が届かなかったと言ってゼッケンの再発行を求める人がいます。でも、 これらの人のほとんどは届いていて、当日、持ってくるのを忘れてきた人です。なぜなら、ゼッケン封筒に同封した大会案内を 読んでいるから、適当な時間にここに来れているのです。
普通は前もってゼッケンが届いていないという連絡をもらって、その人用に別のゼッケンを用意しているものです。
ところが、これらの人に混じって、申し込みすらをしていないのに、ゼッケンが届いていないので、再発行してほしい と言ってくる不届き者がいます。2年前の「みたけ山トレラン大会」でもこの手の人がいました。それ以後、みたけ山大会では、 当日朝のゼッケン再発行は3000円を徴収しています。今後、本大会も同じく3000円を徴収することにしました。
朝のバタバタしている時、それもスタート間近を狙って、その不届き者はやってきたのです。時間的に選手登録簿を確認する余裕がないので、 担当スタッフは相手を信用して予備を発行してしまいます。ところが、後で確認すると、その名前で申し込みはありません。おそらく偽名でしょう。 当然、参加費を支払っていないのです。
すなわち、皆さんの参加費で作られた大会のサービス全部を盗んだのです。エイドのサービスも、計測の費用も、高水山のお守りも、です。 世の中、悪い奴がいるものです。因みに、この不届き者はゼッケン番号が分かっているので、顔かたちは写真でばっちり抑えてあります。今後、 どのように対処するか、検討中です。
今年初の試みとして、匂いが漏れないという洋式の簡易トイレを置いてみました。以前にはなかった新しいタイプです。
正解でした。あの簡易トイレ特有の嫌な匂いが全くありません。それに、衛生的です。どこの大会会場でも簡易トイレは、臭気が周りに漂い、 不快なものです。
大会主催者にとって、トイレ問題は最重要の問題ですが、これで解決、一歩前進です。コスト高ですが、 今後もこの清潔な洋式タイプを使います。
The Ome Takamizu Trail race is a trail race held annually by KFC Triathlon Club at the beginning of April, and is one of the first races that kicks off trail running season here in Japan! I highly recommend this race if you happen to be in town in Japan during early April. An 8 minute walk from Ome station, the race is extremely accessible from Tokyo (a 1hr train ride from Shinjuku to Ome) and can be done in a quick day trip. If you’re very lucky, the timing can coincide with cherry blossom season and you are able to enjoy the iconic beautiful blossoms during the race as well. Extremely well organized, fun, challenging and scenic, it is a bucket list race for any trail run lover out there!
For the race, there are two distances you can chose from: 15km and 30km. The 30km course climbs a total of 1609meters and the 15km course climbs a total of 733meters. The 30km course is quite grueling and there is a tough cut off at the 10km mark (cut off is 90min from the start). The cut off for the entire 30km is 4hours and 50minutes. There is no official cut off time for the 15km course. You are required to carry at least 500ml of water on you as there is only 1 aid station available for both the 15 and 30km course. Gloves, trail running shoes, and your favorite gels/food (to keep you motivated and going!!) are highly recommended!
This year, I participated in the 30km course which is a very scenic course that seems to take you back in time with each step you take deeper and deeper into the lush forests of Ome. We were lucky enough to have the race fall upon the start of the cherry blossom season in Japan this year and were able to catch small blossoms starting to unfurl their petals here and there! The highlight of the course was the stop at Jofukuin (a power spot temple) around the 15km mark. At Jofukuin you can give prayers (hit a gong, pray that you are able to finish this race in one piece, and give thanks) and you are given a small token keychain to give you protection for the rest of your race! To say the race is very tough is an understatement, it challenges you mentally and physically - and is a beast! With repetitive and endless climbs and descents, your body is put to the test - however the calm, serene woods and natural landscape gives you the power and energy to keep on going. It is a very different and unique way to experience the tranquility and beauty of Japan and I highly recommend it! Most of KFC's event registration is possible through LUMINA and SportsEntry. For further information on how to enter future races and events held by KFC, please send us an email: info@kfctriathlon.jp
青梅市(後援) 高水山常福院 成木7丁目自治会 成木8丁目白岩自治会 成木8丁目栗平地区 一般社団法人里仁会 賢治の学校 青梅山林災害対策協議会 東京都森林組合青梅事務所 佐藤スポーツ トライスポーツ、西東京市役所トレランクラブ
写真提供:小野口健太、金崎徹、舘岡正俊