サイパン島については、数多あるガイドブックに載っている情報は省略し、KFCならではのちょっとカルトな情報をお知らせします。
サイパン島に限らずどこの島でも、「島と云う所には、永遠や不変と云う言葉は存在しない。 今あるからといって、次回の訪問でも、そのままあるとは限らない。 人に対しても、モノに対しても同じことが云える。特にレストランの寿命は短い。一期一会、 それが島というものなのである。」と云うことを認識しておくことは島を訪れる上で非常に大切である。
サイパン島については、数多あるガイドブックに載っている情報は省略し、KFCならではのちょっとカルトな情報をお知らせします。
サイパン島に限らずどこの島でも、「島と云う所には、永遠や不変と云う言葉は存在しない。 今あるからといって、次回の訪問でも、そのままあるとは限らない。 人に対しても、モノに対しても同じことが云える。特にレストランの寿命は短い。一期一会、 それが島というものなのである。」と云うことを認識しておくことは島を訪れる上で非常に大切である。
サイパン島は北マリアナ諸島のメイン・アイランドである。 だから、他の2島(ロタやテニアン)とは開け具合が大きく違う。 と言っても、この島で開けているのは島西部のフィリピン海に面した一帯で、 反対の太平洋側の東部地帯は今も開発の手は余り入っていない。
その理由は、島の地形に関係があり、西部海岸はさんご礁や美しいビーチを持っているため、観光資源として活用できる。 しかし、東部は切り立った絶壁の海岸線が続き、観光資源としての活用が困難であるために今もそのままになっている。
サイパンのダウンタウン(繁華街)はガラパン地区である。 ここには大規模ショッピングセンターやDFS(ディユーティ・フリー・ショッパーズ)、その他、 様々なお洒落な洋服やアクセサリー等々のお店があり、ウインドーショッピングだけでも楽しい。
何と云っても、大型スーパーマーケット 「ハファダイ・ショッピング・センター」はオススメである。 店内を見て回るだけでも楽しい。 さらに、ツーリストに必要な食べ物や飲み物なら何でも揃う。
そして、道路を隔てた向い側には「ギャレリア」という 大型DFS(ディユーティー・フリー・ショッパーズ)もある。 ここには一流ブランドものからお土産の定番であるチョコレートまで、何でもござれ状態である。 但し、日本で買う方が安いものも多々あるので要注意である。
このガラパン地区のお店は夜10時まで営業しているので、夕食後、ブラブラ散歩がてらに見て回るのもよい。
サイパンに限らず海外に行った時は、街のスーパーマーケットに行ってみるとよい。 スーパーマーケットというのはその国(島)の情報の宝庫である。 そこに並べてある商品や値段を見るだけでその国(島)の生活水準を始めとする多くのことが分かるのもである。
また、食べ物に関しても、地元チャモロ料理から、ステーキ、メキシカン、フィリピン、イタリアン、韓国、中国、タイ、日本等々、ありとあらゆるレストランがたくさん集まっている。 どのレストランも美味しくて、価格はリーズナブルなため、ドシドシいろんな料理にトライしてみるのも楽しい。 と云うのは、この島には、大勢の外国人、すなわち、アメリカ人、フィリピン人、韓国人、中国人等々が住んでおり、そのため、食材、料理人、料理方法など料理に関する全てが本場流で日本にある日本ナイズされた レストランとは全く違う。
KFCのオススメはハファダイ・ビーチ・ホテル南に隣接している韓国焼肉料理「楽園」。 さらに、ここから400mほど南にあるモービルGSの角を入ったビーチ沿いにあるバイキング方式の韓国焼肉料理 「ビーチガーデン」(閉店)。 また、ガラパンストリートからビーチロードを渡った住宅街に日本人経営の 「フィール・ラッテ・カフェ」がある。
「ハファダイ・ショッピング・センター」と同じ建物にある「デリ・カフェ(デリ・ベーカリー)」、 ここは地元料理がメインである。 バンク・オブ・グアムとDFSの間の道路をビーチロードからミドル・ロードに向かって300mほど行った所の左側にある 本格中華料理「ハッピー・レストラン」(閉店)等々である。
また、木曜日の夕方から10時頃までは 「ガラパン・ストリート・マーケット」という 縁日のようなイベントが「フィエスタ・リゾート&スパ(旧第一ホテル)」と「ハイアット・リージェンシー」の前面道路で催される。 このイベントもKFCオススメの一つである。
ナイトクラブやショークラブもたくさんあり、夜になれば、それらが一斉に営業を開始する。 場所はガラパン・ストリートに集中している。 そこで働く女の子の大部分はフィリピンからの出稼ぎの女の子である。 最近、地元で人気なのはロシアから働きに来ている女の子と云うことである。
ホテルに関しては、ビーチ沿い立つ一流ホテルとして、「ハファダイ・ビーチ・ホテル」、「フィエスタ・リゾート&スパ(旧第一ホテル)」、「ハイアット・リージェンシー」がある。 これ以外にも、街中にはこじんまりしたローカル・ホテルが数軒ある。 数日間の短期の旅行では一流ホテルがオススメであるが、長期の滞在にはローカル・ホテルが適している。
また、ハファダイ・ビーチ・ホテルの南隣には、サイパンの昔の人の生活様式を再現した テーマパーク「サイパン地球人村」(閉鎖)がある。 ここは繁華街ガラパン地区にあって全く異なった雰囲気を醸し出している。 レストランやショッピングも良いが、古のサイパンに出会って見るのも良い。 KFCオススメのスポットの一つである。
海に関しては、観光客や住民が多くすむ繁華街に接しているビーチため、ここもご他聞に洩れずもれず、海の水質はイマイチ良くない。 ようやく、ここに(2006年1月)来て、海(海水)を綺麗にしようという機運が出て来た。 我々KFCもこの海水浄化運動に賛同し、一役買って出ることにした。 そして、この運動はすでに動き始めている。(しかし、現在、資金難で頓挫している。)
綺麗な海がサイパン唯一の観光資源、その海が死ねば、サイパンの観光産業も死ぬ。 ローカルの人々の努力に期待しよう。外国人の我々がいくら頑張っても地元の人たちが頑張らないとどうにもならない。
ガラパン地区の沖約3kmの地点に、コバルトブルーの美しいタナパク・ラグーンに緑色をした 「マニャガハ島」が浮かんでいる。
そして、ガラパン地区からレンタカーで20分ほど北上すると、島北部の自然豊かな丘陵地帯に行くことができる。 この辺りには2005年6月に天皇陛下が慰霊に訪れられた 「バンザイ・クリフ」や「スーサイド・クリフ」がある。 さらに、ダイビング・スポットで有名な「グロット」や海鳥がたくさん生息している 「バードアイランド」がある。 また、島の中央部にはサイパン最高峰「タポチョ山」がある。
ガラパン地区から南に8kmほど行った所にススペ地区というサイパンで第2の繁華街がある。 ガラパン地区と比べたら規模は小さいが、この島最大の敷地面積を誇るスーパーマーケット 「ジョーテン・ショッピング・センター」がある。 ここでは食料品から衣料まであらゆる物が揃っている。 もちろん、お土産も揃えることができる。 また、広い店内を見て回るだけでも楽しい。 店内の一角には、ピザやチキンなどのファースト・フードの店もある。
また、「ジョーテン・ショッピング・センター」に隣接して、 「エース・ハードウェア」という日用雑貨を扱うホームセンターのような大型店がある。 ここも覘いて見ると面白い物がたくさんある。 意外と掘り出し物に出会うかもしれない。
食べることに関しては、「サイパン・ワールド・リゾート」の北側に隣接して、 この島では相当にグレードが高いと思われるレストラン「AJ’sピアノ・レストラン&バー」(閉店)がある。 そして、このレストランの北側広場で毎土曜日朝に「朝市」が立つ。 さらに、このレストランから500mほど北に行くと、ビーチ沿いに「オレアイビーチ・バー&グリル」と云う、 如何にも南の島らしいレストランがある。
また、庶民的な店としては、ホテルからビーチロードを隔てた向かい側に 「エビスヤ」というKFC一押しの店がある。 中でも、ここのケーキとラスクはオススメである。
これら以外にも、日本、韓国、中国、ベトナム等々のレストランがある。
ホテルは、ビーチサイドに「サイパン・ワールド・リゾート」と「サイパン・グランド・ホテル」がある。 「サイパン・ワールド・リゾート」にはサイパン最大のウォーター・パーク「Wave Jangle」がビーチサイドにある。
また、「サイパン・グランド・ホテル」から南に500mほど行った所に「パシフィック・ガーデニア・ホテル」と云うローカルホテルがある。 その裏手に隠れるようにして、このホテルが経営する「サンセット・バー&グリル」(閉店) というレストランがある。 ここはプライベート・ビーチの砂の上に直にイスとテーブルがセットしてあり、足元まで波が打ち寄せて来て来るという設定。 夜、特に、夕日の頃は最高である。 ここもKFC一押しのレストランであるが、その食事が良いと云う訳ではない。 他では決して味わえないオープンな雰囲気が良いのである。 また、曜日によって、生演奏が楽しめる。
ススペ地区地区にはサイパンで唯一の湖である「ススペ湖」がある。 しかし、ここには見るべきものは何もない。 まして、観光化されていないため、近くまで行っても、どこまでが個人の土地で、どこからが湖なのか、その境目がよく分からない。 行かない方がよい。しかし、近年(2009年)になってここを観光資源に開発しようという動きがある。
そして、ススペ地区から車で100分ほど南下すると、「パシフィック・アイランド・クラブ(PIC)」がある。このホテルにもウォーター・パ ークを持っている。
そして、PICから車で10分ほど南下すると、サイパン国際空港の南側にある「ラダー・ビーチ」や KFC一押しのビーチである「オブジャン・ビーチ」に行くことができる。
ビーチ沿いに立つ一流ホテルは自前の発電機や水タンクや浄水装置を持っており、宿泊者が滞在中不自由はしないようにケアしてある。 しかし、安いローカル・ホテルは島民の生活と同じ条件で、街が停電すれば、ホテルも同じく停電する。 断水すれば、同じく断水する。 そして、水道水は塩分等々が多くて飲めないのである。 また、停電すれば、エアコンが効かなく蒸し暑い。 断水すれば、トイレが使えないのが困る。 この場合は街のレストランに駆け込んでも同じことである。
そんなこんなで、楽しいはずの海外旅行が一気に最悪のものになってしまうことがある。 だから、これらを考えると4〜5日の短期旅行は少し高くても一流ホテルが安心である。 南の島では停電や断水は多々起こるもの、日本とはインフラが違うのである。
サイパン島の最高峰、と言ってもその標高は僅か476mしかない。 しかし、僅か標高476mしかないと云っても、街があるビーチ辺りとは全く気候が違う。 下界は暑くても、山頂は涼しいのである。 正確には山の中腹から気温や湿度が大きく違ってくる。
だから、お金持ちの人たちは展望の良い斜面に立派な家を建てている。 上る途中にポツンポツンとそれらの家が建っている。 しかし、これらの家は現地チャモロ人の家は殆どない。 この島に移り住んできた裕福なアメリカ人や架橋の中国人の家が殆どである。
世界中、どこの島々でも同じことが言えるが、裕福な人ほど島の高い所に邸宅を構えるものである。
また、自生している植物も下界とは違って、ヤシの木などは生えておらず、ススキのような、 日本で云う秋の植物のようなものが多く自生している。 だから、ここが熱帯の島サイパンか?と疑ってしまう。
山頂からはサイパン島の東西南北にわたって見渡すことができる。 東は濃いブルーをした太平洋、西は、コバルトブルーをしたフィリピン海と小さな島マニャガハ島、足元にはダウンタウンのガラパン地区全域が見渡せる。 北には、有名な観光スポットのスーサイドクリフ、南には、ススペ地区全域、ススペ湖、 それに、サイパン国際空港が、さらに、海の向こうにはテニアン島、さらには、その向こうにあるヤギ島の島影が見える。
また、山頂にはキリストの像が建てられており、記念碑のようなものが設置してある。
この山頂に登る道はキャピタル・ヒル地区から続く「タポチョ・ロード」と云われている 道が一本しかない。 途中から未舗装路になるが、道幅は広いので車で、頂上まで登ることができる。 しかし、豪雨の直後などは、希に土砂が流れて、四輪駆動でなくては登れない時がある。
タポチョ山のパノラマビューをご覧あれ。(パノラマ上でマウスドラッグすることで上下左右に視点を変えることができます)
ここはどのガイドブックにも観光スポットとして紹介されていない。 しかし、この辺りからの眺めは抜群に良いのである。 おそらく、ここを観光スポットとして取り上げても、ここでは観光客がお金を落とす場所(施設)がないからであろう。しかし、韓国系観光会社 は以前からこのタポチョ山をうまく利用して商売をしている。
この地域はクロス・アイランド・ロードが走っており、 島の裏手、すなわち、東側の丘陵地帯を通り抜けてサイパン国際空港方面に行くことができる。 この道路は、この島の自然を満喫できるKFCお気に入りの道路である。 また、タポチョ山に登るタポチョ・ロードもここから始まっている。
地元で、キャピタル・ヒルと言えば、ガバメント(政府)の建物が集中している所を意味する。 すなわち、政治や行政の中心地なのである。 北マリアナ諸島の国会にあたる議会場や大統領官邸にあたる知事官邸もここにある。 因みに、北マリアナ諸島の政治システムは米国と全く同じで、上院と下院があり、二院制度と採っている。
もちろん、それ以外の一般市民の住宅も建っている。 この地区の大部分の住宅からは、眼下にコバルトブルーのタナパク・ラグーン、その中に浮かんでいるグリーンのマニャガハ島と云う素晴らしい景色を臨むことがでる。 ここに住めば、それだけでもお得である。 もし、我々KFCがサイパンに住むとすれば、絶対にこのキャピタル・ヒルにするだろう。
また、この地域のにはコーヒーの美味い「コーヒー・ケア」や 地元の人に人気の「トンゴロー・スナックバー(元エスコス・ベーリー)」もある。
ここからの眺めは、まるでヘリコブターに乗っているような感覚を体験できる不思議な場所。
眼下には、まるで緑の絨毯のようにタガンタガンの木が地表一面を多い尽くしている。 そして、その先は濃いブルーの太平洋の海原が見える。
水平線までクッキリと見える。 そして、陸地の先には、波が白く泡立っているバンザイ・クリフが見える。 また、崖の真下の道路を走る車がミニチュアのように小さく見える。
ここは終戦末期、米軍に追い詰めらた多くの日本人が身を投げたという絶壁。 だからスーサイド(自殺)という名前が付けられている。 追悼の石碑が奉ってある。
サイパンと云えばバンザイクリフというくらいここは有名なスポットである。 しかし、単なる観光スポットと云うには重いものがる。
終戦末期には大勢の日本人が米軍の捕虜になることを恐れて、この切り立った岸壁から海に身を投げた場所である。 その瞬間に皆「天皇陛下バンザイ!」と叫んで飛び込んで行ったと言う。 だから、バンザイ・クリフ(バンザイ岸壁)という名が付いているのである。
2006年6月27日から28日に掛けて天皇皇后両陛下が「慰霊の旅」と称してサイパンを訪問された。 サイパンでは60年前の太平洋戦争で軍人、民間人合せて約5万5千人の尊い命が失われている。 そして、この度の訪問はこられの犠牲者への慰霊を目的としたものであった。
これは先の太平洋戦争の犠牲者に対する天皇の責務であり、また、天皇自身でなければ成し得ない責務なのである。 同時に、サイパンにおける一つの戦後にケジメをつけるものでもある。
バンザイクリフで犠牲者に黙祷される天皇の後姿にはジーンと来るものがあった。 この姿から天皇はもっと早い時期にこの地を訪問したかったのだろうと感じた。 そして、年老いた日本人遺族は皆異口同音に「これで自分達の戦後は終わった。」とか 「これでやっと、サイパンへの慰霊も終えることができる。」等々話されていた。
それを聞いて、戦争を経験していない我々にとっても、ホントに良かったと思う。 遺族の人たちは、戦後60年という長い間引きずってきた肩の荷をやっと降ろすことができたのである。 これらの人々にとって、天皇訪問は非常に大きな意義があったことだろう。
普段は天皇や皇室には全く無関心だが、この度の「サイパン慰霊の旅」は、日本にとってもサイパンにとっても、 天皇は本当によい仕事をされたと思う。
クロス・アイランド・ロードとは、空港近くのサンビセンテ地区から島東側(裏側)の丘陵地帯を通り抜けて キャピタル・ヒル方面に走っている道路のことである。 終点は、ミドル・ロードに交わる。
ビーチロードが走っている島西部の海岸道路と違って、観光化されておらず、道の左右に濃い緑のジャングルが茂っている。 ビーチロードやミドル・ロードとは全く違った雰囲気を持っている。 サイパンの田舎道と云った雰囲気で、所々に小さな村が点在する楽しい道路である。 KFCのお気に入り道路である。 機会があれば、レンタカーを借りて、ドライブしてみてはいかが。
サイパン島北部のマッピ地区にあるこの島で最も有名なダイビング・スポット。
池のようになった内海と外洋(外海)とが海底洞窟で繋がっているという珍しい地形をしている。 そのため、洞窟ダイビング・スポットとしては世界的にもたいへん有名なスポットとなっている。
時間よって不思議な現象を見ることができる。 それは内海が日陰になった状態で、外海に強い陽が射しているという条件の時に起こる。 その現象とは内海の暗い海底から海面に向かって光が浮き上がって、暗い海面の一部が蛍光色のブルーに光る幻想的な「グロット・ブルー」現象である。
しかし、ここに下りて行くには100段近くある階段を下りて行かなくてはならない。 特にダイバーは重いタンクを背負って下りて行かねばならないからたいへんである。 もちろん、帰りはそれを上らなくてはならない。
サイパン島北部マッピ地区の東側の海岸にある離れ小島。 この島は昔から人間が近づくのが困難で、そのため、海鳥の生息地になっていた。 今では、海鳥の保護区に指定され、多くの海鳥が生息している。
また、この島の付近の海は海亀の生息地でもあるため、たくさんの海亀が生息している。 だから、呼吸するために海面に上がってくる海亀を見ることができる。
ススペ地区にあるサイパンで唯一の湖。 しかし、湖と云っても真水ではなく、塩分が少し含まれている。 地元の人たちの間では、ススペ湖は淡水魚の養殖場として有名である。 ここの水には有機質が多く溶け込んでいるらしく、湖面は鏡のように空を映している。 普段は波一つない静かな湖である。 また、ボートなどのレジャー施設は何もなく、観光化はされていない。 時間を割いて訪れるほどのことはない。 また、この湖はタポチョ山頂からでもハッキリと見ることができる。
近年(2009年)、観光資源として遊歩道を造るなどの開発計画が持ち上がっている。また、2006年頃からここでエビの養殖をしている。 朝市などで生きたまま売られている。
サイパンで唯一の夜の繁華街と云った所。 場所はフィエスタ・リゾート&スパの正面からビーチロードまでの100mほどの短い通りである。 ここは終日歩行者天国になっている。 そして、ナイトクラブ、カラオケ・バー、マッサージなどの大人の店が集中しており、昼間よりも夜の方が活気がある。
夕方、通りを歩けば、クラブやマッサージ店の女の子達がタドタドしい日本語で声を掛けてくる。
彼女たちの殆んどはフィリピンや中国からの出稼ぎの女の子たちである。
ここで遊ぶにはそれなりの注意が必要であることは言うまでもない。
サイパン地球人村は、ローカルスタッフと一緒にサイパンの伝統文化や遊びを体験できるテーマパークです。
例えば、カロニリアン・カヌー乗船体験、椰子の葉細工、ココナッツオイル作り、カロリニアン・ビーズ細工教室、ウッドクラフト、バナナペインティング、ウクレレ教室、チャモロ料理教室、ビーチ遊び等々。 他では体験できないような一味違うサイパンを体験できます。
場所は、ハファダイ・ビーチ・ホテルの南隣にあり、ビーチに面してた所にある。
(注)2008年、残念ながら閉鎖された。
2005年5月28日にオープンした新しい観光スポットである。 場所はガラパン地区にあるアメリカン・メモリアル・パーク内にある。 これを作ったのは米国内務省国立公園局で北マリアナ政府ではない。
この中には、先の太平洋戦争で激戦地になったサイパンとテニアンがパネルや遺物で戦争当時の様子が展示されている。 しかし、マリアナに詳しい太平洋学会の中島洋氏はサイパン・ロタ・テニアンの情報誌「HAFADAI」紙上で、 展示パネルに書かれた当時の様子を表現している日本語の誤字、誤訳には目に余るものがあるとおっしゃられている。 我々には分からないが、中島氏が指摘されるのであるなら間違いはないであろう。
元々、アメリカ人は日本のことなど詳しくは知っていないし、知ろうともしていない。 要は、この建物は立派だが、中身はいい加減な代物であるということである。
ここを初めて訪れた時のことである。 見ず知らずの年配の白人が目に涙をいっぱい溜めながら「なぜ、君たち日本人は真珠湾を先制攻撃してきたのだ?」と突然話し掛けてきたのである。 要は、この白人が伝えたかったのは、米国が好んで戦争をした訳ではない。
日本人を展示パネルに描かれているような残酷なことを望んだ訳ではないとたまたま隣にいた日本人に伝えたかったのである。 きっと、展示物を見ていく内に気持ちが高ぶって来たのだろう。 或いは、この白人はこの戦争の経験者なのかも知れない。
訪れて気持ちの良い所ではないが、サイパンが好きならば、知っておくべき過去の重い歴史である。
マリアナ政府観光局(Marianas Visitors Authority)は観光が主な産業の一つのである北マリアナ諸島にとって、たいへん重要な役割を担っている政府機関である。 ここのサイパン・オフィスが本局に当たり、ロタやテニアンの観光局は支局に当たる。
主な仕事は、日本や韓国等々のマーケットに対して、観光客を誘致するために北マリアナ諸島の良さをプロモーションすることにある。 しかし、効率よくプロモーションするにも、彼らには他国の習慣やシステムに対する知識がない。 そのために、夫々の国の広告代理店と契約している。
さらに、現地サイパン観光局の出先機関として、日本や韓国にも夫々オフィス(日本の場合は、マリアナ観光局日本事務所)を設置している。 ここにはその国のスタッフ(日本の場合は、日本人)しかいない。 だから、残念なことに、これらの出先機関や広告代理店のスタッフは北マリアナ諸島についての知識が少ないのが弱点である。
重要な仕事の一つは、日本のテレビや新聞、或いは、ダイビング雑誌やスポーツ雑誌等々のメディアに北マリアナ諸島に関する記事や写真が掲載されるようにすることである。 また、南太平洋諸島の美術工芸や伝統工芸が一同に会する南太平洋最大の芸術祭 「フレームツリー・アートフェスティバル」や サイパンの様々な美味しい料理を食べることができる「テイスト・オブ・マリアナス」などのイベントを開催したり、 後援したりすることも重要な観光プロモーションの一環である。
究極のエコ・ツーリズムであるスポーツ・ツーリズムの観点から、マラソン、トライアスロン、オーシャン・スイム、 ウインドサーフィン等々のスポーツイベントを主催したり、後援したりするのも重要な観光プロモーションの一環で、観光局の大切な役割である。 そして、この部分において、観光局とKFCとは密接な関係のある。
KFCはトライアスロン大会などのスポーツ・イベントの前には必ず局長やスタッフとサポートについて話し合いを持つ。 時には、タフな交渉になる時がある。
観光局受付には、来客(観光客)用に様々なアクティビティやレストラン等々のパンフレットが置いてある。 誰が訪ねて行っても良いのだが、実際に一般観光客が訪ねて行くことは殆どない。
場所は、ビーチ・ロードに面したガラパン地区とススペ地区の中間にある。
サイパンの高級住宅地であるネイビーヒルにある。車通りから奥まった場所にあるため、静かで落ち着いた雰囲気がある。また、 ここら一帯は高台になっており、眺めは素晴らしい。当然、このレストランからの 眺めも素晴らしい。食事をしながら眼下にコバルトブルーのフィリピン海とマニャガハラグーン、そこの浮かぶグリーンのマニャガハ島を 眺めることができる。
ランチ時はコバルトブルーのフィリピン海、夕方はそこに沈む夕日を眺めることができる。だから、このレストランは夜よりも昼間か夕方の 時間帯がお得だ。
食事に関しても、リーズナブルで美味しい。ステーキハウスというだけあって、メニューは洋食料理が中心だ。ステーキ、ハンバーグ、パスタ等など。 また、オーナーが韓国系ということもあって、ビビンバやグルル肉などの韓国料理も本格的で美味い。
例えば、ランチだと、骨付きカルビ肉やハンバーグというメイン料理にスープ、サラダバーとフルーツバーが付いて、10ドルだ。それに この景色が付く。お客さんはローカルと韓国人が多い。日本人はあまりいない。
2009年5月にオープンした新しい店だ。KFC一押しのレストランの一つに加わった。なぜか、同じ敷地に25mクラスのプールがある。
あのラッテカフェが場所を移転して復活した。オーナーは以前と同じサイパ ン在住のトライアスリート鈴木ヨシハルさんだ。
場所はガラパン地区のビーチロード沿いにある。入口の前庭にはマリアナ伝統のチャモロハウスが2棟建てられている。これらはお手軽なイミ テーションではなく、古代チャモロ伝統の本格的な造りで、実際に生活できるように頑丈な作りになっている。一つは昔のキッチン用の平屋で、 もう一つは住居用の2階建てだ。2階は眠ることもできるスペースがある。
これらはチャモロ人であれば、だれもが造れるかというと、そうではない。昔の伝統文化を継承している人でないと不可能だ。誰が建 てたの?と尋ねるとベンのグループという。やはりあのベン・ロザリオが絡んでいた。 こんなものをサッサと造れるのは、南の島広しと言えども、 そうザラにはいない。
さて、店内はというと、これがまた素晴らしい。サイパンでは他にないようなセンスの良い造り&インテリアになっている。部屋のスペースが3つに 分かれている。食事ができるテーブルとイスがあるのは2部屋で、残りの一つは小物が置いてある。また、厨房のスペースに面してお酒が飲めるように カウンターバーとなっている。
ランチメニューに関しては、パスタ、ハンバーガー、自家製カレー、ピザなどがある。価格は7〜10ドルほどだ。それらの中でもKFCのお勧 めはスパゲッティ・ ナポリタンだ。昔懐かし味で、本当に美味い。ナポリタンの美味いのは日本で食べることはほとんどできない。それに、自家製カレーも絶妙に美味い。
夜は、屋外のチャモロハウスを利用して、グループ向けのローカル・バーキューもやっている。これは肉の下ごしらえに時間が要するため、 予約が必要だ。
お客さんは、ローカルの若者、サイパン在住のアメリカ人、それに日本人観光客だ。
場所はススペ地区にあるマリアナス・ビジネスプラザ(元ナウルビル)1階にある。サイパン・ワールド・リゾートの向かいだ。
メニューは各種ステーキ、タコスやブリトーなどのメキシカン、ピザ、パスタなどのイタリアンなどが中心料理だ。味に関しては、どれを 食べても美味い。
ここではステーキの本場、アメリカのブランド牛 「アンガスビーフ」のステーキを味わうことができる。アンガスビーフは日本の神戸牛のよう霜降りではなく、赤身肉で香ばしく、柔らかく で美味い。個人的には、日本の霜降り肉よりも美味いと思う。値段は20ドルくらい。試す価値ありです。
また、日本ではあまり食べることができないメキシカンも美味い。
地元の人達に人気の店。昔からのチャモロ人の伝統料理やパンを売っている。
1998年末に店名を「エスコス・ベーカリー」から「トン・ゴロー・スナックバー」へ変更した。
創業者のゴローさんはなくなり、 店名を変更して、ゴローさんの娘さんが経営されている。以前はなかったテーズルとイスが置かれ、買ったものをここで食べることがで きるようになった。
代表的なものとしては、先ず、「タマレスギズ」というもの。 これはトウモロコシ粉を唐辛子のピリ辛風味とそうでないものとの二通りに味付けして、ごま油とベーコン一枚を一緒にアルミホイルで包んで 蒸し揚げたもの。 その味は絶品、ホントに美味い!値段は昔から1ドルのまま。 どう見ても、材料費だけで1ドルは超えていると思うだが・・・。 KFC一押しの一品。
次は、「アピギギ」と呼ばれるもので、タロイモを粉にしてココナッツと混ぜ合わせて棒状にし、バナナの皮で包んで、蒸し揚げる。 そして、その後、さらに焼いて完成である。 これも美味い!半透明で、柔らかくて、ココナッツの香りがして、バナナの皮の焼けた香ばしい香りも上手くマッチしている。 これも1本1ドル。 原価計算はどうなっているのだろうか? また、これら以外にもいろいろな種類の伝統食べ物がある。
この店には一般の観光客はほとんど訪れない。買って行くのは地元の人がほとんど。
場所は、ガバメント・ハウス近くのクロス・アイランド・ロードに面した所にある。
サイパンにしては高級な落ち着いた雰囲気をもつレストラン&バー。 店内は広く、バーとレストランが半々の広さで仕切られている。
バーの片隅にピアノがあり、夜は生演奏が聞ける。 また、オーナーの一人が ワインが趣味で、世界中の有名ワインが揃っている。 さらに、ビーチサイド側に広いオープンテラスがあり、そこでも食事やアルコールが楽しめる。
また、本格的な、カッコいいバー・カウンターがあり、注文に応じてベテラン・バーテンダーがサーブしてくれる。 大人の雰囲気を持つ、欧米風の本格的なバー。
レストランの料理は自慢のアンガス・ビーフのステーキを中心に、ピザ、パスタ等々何でもある。 値段もリーズナブルで、味も申し分ない。
KFC仲間で日本語が達者なニッキー・ニコルがアドバイザーとして手伝っている。 但し、ニッキーは元来の風来坊であるため、いつまでいるか分からない。
(注)残念ですが、2007年に閉店になりました。
韓国人経営の焼肉バイキングの店。 味、値段(1人15ドル、安い!!、但し、寿司も食べれば、20ドルになる)ともイチオシである。
美味しいカルビやプルコギが腹一杯食べられる。 さらに、チジミや韓国家庭料理など、普段日本では目にしないような料理が豊富に揃えてある。 全て食べ放題である。
さらに、本格キムチの種類も約10種類くらい揃っている。 どう考えても食材費が値段を超えているとしか思えない。
何故こんなやり方で商売が続けていけるのだろう、サイパン・ミステリー??? 2002年頃から食材の質が少し落ちたが、それでも訪れる価値は十分にある。
場所は、ガラパン地区のビーチロードに面したモービル石油の角を入ったビーチ沿いにある。 ハファダイ・ビーチ・ホテルから徒歩約10分。
(注)残念ですが、2008年に閉店になりました。
この島で唯一、本格的なコーヒーが飲める店。 食事もできる。
ここはキャピタル・ヒルに上がってく クロス・アイランド・ロードに面した高台にある。 そのため、何といってもここの魅力はコーヒーや食事をしながら眺める素晴らしい景色にある。 コバルトブルーのフィリピン海、港に出入りする船舶、そこに浮かぶマニャガハ島など。
サイパンで飲むコーヒーはホテルにしても、街のコーヒーショップやレストランにしても、濃い麦茶のような代物で、コーヒー好きにとっては美味しく思えない。 しかし、サイパンで唯一この店だけがまともなコーヒーを飲ませてくれる。 ここでは、ブラック・コーヒーのことを「ハウス・コーヒー」(家のコーヒー)と呼ぶ。
恥ずかしいエピソードを一つ。 ----日本にあるコーヒーショップ「スターバックス」で、ブラック・コーヒーをオーダーするつもりで、カウンター内の店員に、うっかりして「ハウス・コーヒー」と告げてしまった。 当然、その店員はキョトンとして反応がない。 それでもこちらは気が付かず再度強い口調で「ハウス・コーヒー」と告げてしまったのである。 しばらくして、その店員がコップに半分コーヒーを入れて差し出したのである。 その店員は「ハーフ・コーヒー」と勘違いしたのである。 そこで初めて自分のミスに気が付いたのである。
日本と大きく違う習慣は、一杯の値段(3ドルほど)で、何杯でもお代わり自由なのである。 ウェイトレスを呼んで「Refill」(レフィル)と言えばよい。 この店だけでなく、それがマリアナ諸島での習慣なのであるから、遠慮はいらない。 また、、テイクアウトもできる。
食事も美味しい。 パスタから肉料理まで何でもある。 特に人気なのが、料理を注文すると必ず付いてくるパンである。 これは焼き立てで、熱々で、ホントに美味い。 これだけでも十分と思ってしまうくらいである。
ここを訪れる客は、ほとんどがアメリカ人で地元チャモロ人は何故か寄り付かない。 きっと、殆どのチャモロ人が持っている「アメリカ人嫌い」の気質がそうさせているのであろう。
朝食用に焼いている人気のマフィン(1個1ドル)の味は絶妙、売りきれたらお終いである。
マスターは親日派のアメリカ人。
また、レジの傍にはTシャツや焼き物を、室内の壁にはサイパン在住の画家達の絵画を展示販売している。 お手頃な価格で、掘り出し物を入手できることもある。
(注)2006年中頃に、米国人のオーナーから韓国人に売られてしまった。 その所為で、最近(2006年11月)では、客に韓国人の姿が目立つようになった。 それまでは、サイパン在住の米国人の溜まり場だった。 しかし、スタッフは代わっていないので、料理、味、サービスに変化はない。
マリアナに永遠とか不変とか言う言葉は存在しない。入れ替えが激しい。
サイパンを代表する本格的な韓国料理のレストラン。 旨い焼肉にキムチや鍋料理等々。 そして、様々な韓国料理が味わえる。 味にうるさいサイパン在住の韓国人たちもよく利用しているくらいで、ここの料理は何を食べても失敗はない。 料理の割りに、値段もリーズナブルである。
定番の焼肉は外せない。 そして、注文しないのに、次々出てくる数種類のキムチ、これがまた美味い。 これと白いご飯があれば、他には何も要らない。
お薦めなのは、ここのチジミ(韓国名はバーヅヨンと言うらしい)である。 これは10ドルと少し高いが卵がふんだんに使ってあり、フワフワと柔らかく、タコが入りで、メチャクチャ美味い。 ここのチジミは日本では絶対に食べることはできない。 あまり知られていないので注文する人は少ないが、KFC一押しの一品である。
毎週木曜日夕方の6時から10時まで、アメリカン・メモリアル・パークの駐車場で、ガラパン・ストリート・マーケットが催されている。
ガラパン・ストリート・マーケットとは日本の縁日のような催し物である。
そこでは、主にガラパン地区にある街のレストランが屋台ブースを出展する。
定番の串焼きバーベキュー始め、地元のチャモロ料理、中華料理、韓国料理など東南アジア系の料理がメインに出展されている。 それらの値段は5ドルで腹が一杯になるようにできている。 ほとんどの料理が一品1ドルというお手頃な価格設定である。
観光客もたくさん集まってくるが、それ以上に地元の人たちが集まってくる。 きっと、地元の人たちにも人気のイベントなのであろう。
また、民族ダンスも披露さ、可愛い子供ダンサーに人気が集まる。
運よく木曜日にサイパンに滞在していたら、ぜひ、腹を減らして行ってみて下さい。
サイパン在住のトライ・アスリート鈴木ヨシハルさんが経営する店。
軽食や飲み物が主で、店の雰囲気は南の島らしくてなかなかよい。
2006年2月から店内を少し改装して、それまでのラッテ・カフェとは雰囲気やメニューも変わった。
新メニューは、ビーフケラグェンのようなローカル料理、各種サラダ、サンドイッチ、ハンバーガー、 ミートソースやぺペロンチーノ等々の各種スパゲティ、それに、アジアチックなカレー等々である。 どの料理も申し分ない、美味い。
以前は鈴木さんが料理していたのだか、改装後はフィリピン人女性が料理を受け持っている。 今では、鈴木さんはレジ係りやウェイターをやっている。 シェフの彼女は、2006年までは「コーヒー・ケア」に勤めており、料理の腕前はなかなかのものである。
中でも、ココナッツ風味の効いたアジアン・カレーは絶妙の味である。 日本ではなかなか食べることができない。 このカレーはココナッツ風味が嫌いな人でも美味しく食べることができる。 KFCオススメの一品である。
価格もリーズなブルで全料理が5〜8ドルくらいである。
客筋は、観光客以外に、現地在住の日本人やアメリカ人が多い。 また、サイパンの観光情報の入手にも便利である。
場所は、ファイアット・リージェンシー、フィエスタリゾート&スパ、ハファダイ・ビーチ・ホテルからビーチ沿いに南に歩いて数分の所にある幼稚園の隣。
また、ビーチロードを南方向に歩いても数分。
開店時間は朝6:00から夜8:00夕方まで。
サイパン訪問が始めての人でも安心していけるお店です。 もちろん、日本語OK。
(注)残念ですが、2006年8月末にクローズになりました。
マリアナ諸島には「普遍」とか「いつまでも」というモノは存在しない。 レストランも同じで、いつまでもあるとは限らない。 ここでは、全てのものが「一期一会」であると考えていた方がよい。
ハファダイ・ビーチ・ホテル隣のハファダイ・ショッピングセンターに隣接している。
その名の通り、パンやケーキも売っているが、大部分の利用者は食事である。
数種類の地元料理が前もって料理されて、大きな容器に入れて、ショーケースの中に置いてある。 その中で気に入ったものをピックアップして注文するのである。 肉、魚、野菜料理と何でも揃っている。
客は地元の人が多く、昼時には昼ごはんを食べに来る人たちでいっぱいになる。 その値段は5ドルくらいで、十分な量がある。
その中でもKFC一押しはお粥である。 このお粥は地元の人には人気が高いが、日本人は余り買わない。 なぜなら、薄い黄色をしており、見た目が美味そうに見えないからである。 しかし、食べて見ると、鶏肉、生姜、ウコンなどが入っており、ホント美味い!日本人の口に合う。 値段は丼一杯で2ドル50セントである。
2005年12月に改装工事をおこなって、店内の雰囲気が明るくなった。
サイパンで美味しい本格的なメキシコ料理が食べたれる唯一のレストラン。 日本人にはあまり馴染みのない名前の料理がメニューにずらっと並んでいる。 悲しいかな、知っている名前はタコスだけ。 しかし、メニューが写真付きのため、大体の見当は着く。
どの料理を注文しても、先ず、トルティ-ア(とうもろこしので作られた三角形の煎餅のようなもの)と サルサ(トマト・ペーストに香辛料が混ぜてあるもの)が出てくる。 メインの料理が出て来るまで、トルティーアをサルサに付けて食べながら待つのである。
メインの料理は、とうもろこしの薄皮で肉や野菜を包んである「ブリトー」や日本のお好み焼きのような「ケサディアス」 (とうもろこしの薄皮で肉や野菜やチーズや豆ペーストをサンドイッチにしてあるもの)などがある。 その他にも各種の本格料理が揃っている。 そして、どの料理にも、サルサ、赤えんどう豆のペースト、サワークリーム、赤いメキシカンライスが付いてくる。 見た目にも美しい。
どの料理も、一人前食べれば、見た目以上に、腹がいっぱいになる。 きっと、豆のペーストやチーズなどがたっぷり使われているからであろう。
その料理の味に関しては、どの料理を試しても美味い。 メキシコ料理通に言わせれば、手抜きがなく本格的な味付けがしてあるという。 値段も、ランチで6ドル〜8ドルくらいと非常にリーズナブルである。
店内は静かで、落ち着きがある。 サイパンには、このよな落ち着いた雰囲気のレストランは殆どない。
繁華街から少し離れている所為だろうか、それとも、ガイドブックに載っていないためだろうか、日本人も含めて、観光客は殆どいない。 お客は殆どが白人で占められている。
場所は、ガラパン地区から南に1kmほど行った所で、ビーチロード沿いの「サイパン・ゴールド・ビーチ・ホテル」の1階にある。 しかし、入り口はホテルの入り口とは別になっている。
2008年初めにに閉店になりましたが、2009年に再度オープンしました。
サイパンで唯一本格的なベトナム料理が食べたれるレストラン。
ベトナム料理を代表する米粉で作った麺「フォー」や生春巻きや揚げ春巻き、それに本格的ベトナムコーヒーもある。 お勧めはランチスペシャルでフォー、焼き飯、焼きソバ、海老入り野菜炒めなどすべて4ドルという値段設定である。 味もよし、量も十分で申し分ない。それに、日本では食べる機会がすくないので、ぜひ、お勧めだ。
ベトナムコーヒーというのは、練乳が大さじ1杯ほど入っているコーヒーカップの上に、一人前用のドリップコーヒーをセットし、客の前で お湯を注いで作るというコーヒー。湯が全部落ちるまで数分間またなければならない。その味は練乳の甘さとコーヒーの苦みがマッチしてミルク コーヒーとは違った味を出している。美味しい。
客は地元の人が多い。昼時は小さな店内は満席になる。場所はハイアットりージェンシーの向かいにある。
一見レストランとは思えない店構えで、普通の住宅のようで、よく見ないとわからない。 場所は、ガラパン協会の裏手辺りの住宅街にあり、ガイドブック等には載っていない。 そのため、客は観光客ではなく、現地の人や現地在住の日本人ビジネスマンが多い。
内部の雰囲気はサイパンとは思えないほど落ち着いた上品さがあり、ゆっくり話をしながら料理を楽しめる。 料理の種類は多国籍料理の範疇に入る。
日本人経営の所為か、日本人の口によく合う、どれを食べても美味い。 スタッフも日本人で非常に感じが良い。 値段は「馬鹿安」ではないが、店の質からすれば、「リーズナブル」である。 KFCオススメの1店。 日本語OK。
ミドルロードから少し山手に入った所にある。 場所はダイビングショップMSC(MARIANA SPORTS CLUB INC)に隣接(裏側)している。
現地の人が現地の人向けにやっているような家庭的な雰囲気漂うレストラン。 美味しいと評判のアンガス・ビーフのステーキも食べることができる。 客層はサイパンに住むアメリカ人が多い。
ガイドブックには載っていないので、日本人観光客は殆ど来ない。 昼間はレストラン、夜は同敷地内の別棟でバーもやっている。 中でも、オススメはランチ、週末以外は日替わりメニューでランチをやっている。 値段も10j以下とお手頃でボリュームもあり、美味い。 夜のバーも人気で、アルコールの種類も多く、値段も安い。
(注)残念ですが、2008年にクローズになりました。
ここは陽が暮れてからがいい。 というか、昼間の明るい時間帯は周りのものが見え過ぎてイマイチである。
生バンドの演奏があり、波打ち際で波の音と生バンドを聞きながら食事やお酒が楽しめるという設定。
ここの売りは、砂浜の上にテーブルやイスが直接セットされており、サイパン広しと云えどもこのようなビーチの雰囲気を存分に取り込んだオープン・スタイルのレストランはここにしかない。 波打際のテーブルに着くと、足元に波が打ち寄せてくる。 一見の価値ありである。
また、少し暗がりに行くと、頭上には空いっぱいにキラキラ瞬く星空が見える。 空気が澄んでいる所為か、星の数が非常に多い。
ガイドブックには紹介されていないので、日本人観光客は少ない。 夜でも、海の向こうに、テニアン島のアメリカン・ボイスのピカピカ光る明かりが見える。
場所は、ビーチ・ロードに面したパシフィック・ガーデニア・ホテルの裏手にある。 表通りからは全く見えない。
(注)残念ながら、2006年8月頃に系列のパシフィック・ガーデニア・ホテルと共にクローズされてしまった。 サイパンの「良い所」がまたひとつなくなってしまった。
ビーチに隣接して建っているので、テラスのすぐ下は海という南の島サイパンらしいロケーションである。 ビーチロードに沿った遊歩道に接しているので、散歩がてらに歩いて行くこともできる。
メニューに関しては、ステーキ、ハンバーグ、パスタ、ピザ等などがある。どちらかというと、ローカル料理というよりも アメリカ人好みの料理が目立つ。
時間的には夕方から夜がお薦めである。 フィリピン海に沈む夕日を見ながら、また、夜に波の音を聞きながら食事をしたり、 ビールを飲んだりするのはサイパンならでは、日本では決して味わえない贅沢である。
ホテル街から少し離れてることもあり、ここは観光客よりも現地在住のアメリカ人の客が多い。
サイパン在住の日本人オーナーのパン屋、というよりも、食料品なら何でも揃うコンビニと云った感じのお店。
パンの味は日本人の口によく合い、美味い。 サイパンにもこんな美味いパン屋があったのには驚いたくらいである。 クリームパン等々の菓子パンの種類も豊富である。 パンが好きな人には、持って来いの店である。 店内からパン工房がガラス越しに見ることができるのもよい。
また、ケーキも豊富な種類が揃っている。 生クリームのケーキから、チーズケーキ、シュクリーム、プリン、ババロア等々。 サイパン独特のバカ甘いケーキと違って、甘さ控え目で、味も上品で日本人の口によく合う。 非常に美味い。 値段も2〜3ドルとお手頃である。
また、店内には和風弁当やその他サンドイッチなどの食品も豊富に売られている。 さらに、豚汁や中華風スープやコーヒーなども店内で手軽に飲むことができる。 値段は1〜2ドルと安い。 朝食や昼食には最適である。
その他には、ビール、ソフトドリンクのペットボトル、アイスクリーム、くだもの、野菜、刺身、日本のお菓子やインスタントラーメン 等々、何でも揃っている。
また、日本の新聞も置いてあり、誰が読んでもよい。 さらに、日本語の小説の貸し出しコーナーもある。
客は地元の人や現地在住の日本人、それに観光客など、様々である。
サイパンではエビスヤが近くにあれば、食費の心配はせずに十分暮らしていける。 サイパンに住むなら、エビスヤの近くが絶対にお薦め!
場所はジョーテン・ショッピング・センターの傍、 ワールドリゾート・ホテルの向かいにある。
エビスヤの2号店といったところ、でも、オーナーは違うようだ。弁当、おにぎり、おかず類、ケーキ、麺類、スープ等など品揃えよく似ている。 従業員もエビスヤで働いていた人が何人かはいるようだ。
ローカルや現地に住む日本人などに人気がある。昼時や夕方はたくさんの客で賑わっている。値段が安いからだろう。エビスヤ同様、ひまわりさえ あれば、食費の心配はなく暮らしていける。
2階から上はホテルになっている。料金が安い典型的なローカルホテルだ。長期滞在者にはお勧めのホテルだ。
中華料理の店、値短が安くて味は申し分ない。 こんな値段でやっていけるのかなあと心配してしまうほど。
このレストランのオーナーもコックも客も皆中国人であるため、日本国内の中華料理とは一味違う本格的な中華料理を味わうことができる。
場所は、DFS「ギャレリア」と グアム銀行に挟まれた道路を「ガレリア」から山手に向かって100mほど行った所にある。 ハファダイ・ビーチ・ホテルから徒歩数分である。
ランチ・メニューは3ドルから5ドルという値段である。 ランチ・メニューはフライドライス(チャーハン)や餃子やワンタンや卵、肉、野菜料理等々と何でも揃っている。
KFCオススメは「フーヨン・エッグライス」である。 チャーハンの上に野菜が入った卵焼きがのって出てくる。 これが美味いのである。 値段は3ドルである。
餃子に関しては、焼き餃子よりも水餃子がオススメである。 なぜなら、本場中国では水餃子が一般的だからである。 これを、黒酢に付けて食べるのである。 大降りの餃子が10個で3ドルと激安。 原価を心配してしまう。 また、カンコン(空芯菜)の青菜炒め物も、ニンニクと塩加減が絶妙で美味い。 皿山盛りで3ドル。 因みに、カンコンはマリアナ諸島では栽培が容易く、庶民的な青菜として重宝がられている。
KFCがいつも必ず注文するのが「茄子(エッグプラント)のポット」料理である。 日本の鍋焼きうどんの鍋のような器に入って、グツグツ状態で出てくる。 日本のマーボ茄子に近いが、もっと美味い。 これが5ドルと云うから驚きである。
高いランクの一品料理、例えば、海老料理(写真のもの)を注文しても10ドルと非常に安い。 メニューは中国語のものしかなったのに、最近は日本語のものも作っている。 どちらも値段は変わらない。
店構えはあまりキレイとは言えない。 日本人の感覚では入るのに少し抵抗があるかもしれない。 だから、客は現地に住む中国人以外、日本人もアメリカ人もいない。
ここを訪れる日本人観光客はこのサイトを見た人か、KFC関係の人だけであろう。
この店だけは、どうしてもチップを置かずに立ち去ることはできない。
このようなバカ安いレストランがサイパン(北マリアナ諸島)に存在する理由はこちら (注)2006年4月頃にオーナーが変わり、店名も「エブリマンズ・レストラン/Everyman's Restaurant」に変更、価格も常識的な値段になり、味は落ちた。 KFC的には魅力はなくなった。
(注)その後、間もなくクローズになりました。
島と云う所には、永遠や普遍と云う言葉は存在しない。 今あるからといって、次回の訪問でも、そのままあるとは限らない。 特に、レストランにはそれが当てはまる。
サイパンでは最も由緒のあるパン屋で、50年以上の歴史を持っている。 店内では作りたてのパンや軽食なども食べることができるようになっている。 その味は少し甘味が感じられ、日本のパンとは少し味が違う。 地元の人には非常に人気のパンである。 クッキーなども売っている。 これもパンと同様に地元の人には人気がある。 また、この店のパンは空港内にあるDFS(免税店)でも買うことができるので、サイパンのお土産として買って帰る観光客も多い。
また、誕生日用の大きい円形のケーキも作っている。 クリスマスやバレンタインデーともなれば、たくさんの地元の人がケーキを買いに来る。 ここのケーキは地元チャモロ人用の超甘いケーキで、ケーキに関しては、日本人には「エビスヤ」の方が格段に美味い。
サイパンのスーパーマーケットには豊富な種類のドリンク類が揃っている。 中でも、KFCオススメのソフトドリンクはGinaブランドの「マンゴー・ネクター」、 TOP−Aブランドの「カラマンシー(沖縄のシークアサーと同じ)」、天然ガス入りミネラルウォーターの「ぺリエ(Perrier)」の3品である。
マンゴー飲料はいろんな会社から発売されているが、昔から島の人に親しまれているGinaブランドが香り、味ともにピカイチである。 サイパンのレストランでメニューにあるマンゴージュースの殆んどはGinaブランドである。 同じくカラマンシー飲料も多くのメーカーから発売されているが、これもTOP−Aブランドが絶対に美味い。 ミネラル・ウォーターは冷たく冷やした天然ガス入りのぺリエが暑いサイパンではオススメ。 また、天然ガス入りは普通のミネラル・ウォーターよりミネラル分が豊富に溶け込んでいるので、汗をかいた後の身体には最適。
ガラパン地区の沖合いに広がるコバルトブルーのタナパグ・ラグーン(礁湖)の中に浮かんでいる小さな島がマニャガハ島である。 ガラパン・ビーチから距離にして約3km沖合いに位置している。
この島は「Public Land」つまり公有地となっている。 また、島全体が自然保護区に指定されている。 それゆえ、自生している植物を傷つけたり、サンゴの欠片を持ち帰ったり、釣りをしたりすることも禁止されています。
さらに、この島を中心に半径1km以内は「マニャガハ島海中生物保護区」に指定されており、 ボートやジェット・スキーなどのエンジン付きの船は立ち入ることが禁止されている。 但し、桟橋付近だけは立ち入りが許可されている。
この島の大きさは周囲が約1.5kmで徒歩10分くらいで一周できる。 標高も約2〜3mと低いが椰子の木やパパイヤなど多種多様な植物が生息している。 厳しいしい保護下にあるため、周りの海やビーチも美しく透明度も高い。 また、日本時代(1914〜1944年)には「軍艦島」とも呼ばれ、今なお、日本軍の錆びた大砲が3台残っている。
現在(2006年1月)、この島でのオペレーションが許可され、 各施設の運営をしているは「ターシーツアーズ」というJTB系列の現地法人の会社である。 観光客がこの島に遊び行って、泳いだり、食事をしたり、シャワーやトイレを使ったりできるは、 前もって、この会社が水や食料をこの島に運んだり、発電機を持ち込んだりしているためで、本来この島には、何もない。
また、この島に入るためには、入島税というものを支払わなくてはならない。 この入島税はこの島の自然保護の一部に充てられている。しかし、この税はローカルには課税されない。
スペイン時代(1521〜1899)の17世紀に、原住民チャモロ人たちはスペイン人の迫害を受けて、 サイパン島からグアム島に移住してしまい、この島からチャモロ人が消えてしまった時期があった。 そして、サイパン島が無人島化した時期(1815年頃)に、 ヤップ諸島とトラック諸島の間にあったカロリン諸島に住んでいたカロリニアン族がやって来たのである。
その当時から、彼らの間でサイパン島沖のコバルトブルーの海に浮かぶ小さな美しいマニャガハ島は特別な島、すなわち、「聖地」と考えられて大切にされていた。 そして、カロリニアン族酋長「アグラグ」だけがこの島に埋葬されることを許された。 その記念碑が島北側の大樹の下に奉納されている。
現在でもこの島は「カロリニアンの聖地」として大切に守られており、昼間は観光客なども訪れることができるが、 聖地であるが故に、何人も住むことは許されていない。 また、日没には何人もこのマニャガハ島からは出て行かなくてはならない。
尚、現在のサイパンには純血のカロリニアンは皆無で、その後18世紀に、 グァム島とロタ島から渡って来たチャモロ人との混血が進み、現在に至っている。
マニャガハ島の航空写真はこちらここはローカル達の憩いのビーチで、ホテル街から遠く離れているのこともあり、観光客は殆ど来ない。 サイパン島ではKFCイチオシの静かな落ち着いた雰囲気を持つビーチ。 訪れる価値あり。
場所は、約5km沖にあるテニアン島を臨むサイパン島最南端にあり、サイパン国際空港の滑走路の南側の海岸線にある。 滑走路の南側フェンスに沿って未舗装の道がある。 その道からオブジャン・ビーチに下っていく坂道がある。 曲がり角に標識が立っているので簡単に分かる。
このビーチは数十m沖に横たわっているさんご礁に囲まれており、ラグーン(礁湖)状態になっている。 水深は潮の干満によって多少違ってくるが1mほどと非常に浅い。 海水は、常に外洋から流入してくるので透明度が非常に高い。 サイパンで水質は最も良好である。 あのマニャガハ島よりも良好であろう。 そして、さんご礁がたくさんあるので、様々な種類の熱帯魚を見ることができる。
ビーチは白砂の美しいビーチで木か生えているので適度な木陰もあってよい感じである。
但し、観光化されていないのでシャワー施設はない。 一般の観光客は殆ど来ないが、ダイビング・ショップがお客のダイバーを連れてよく来ている。 ここはビーチエントリーが容易にできる地形になっている。 ビーチからタンクを背負ってさんご礁の外まで出て行ってダイビングをしている。
週末には何組もの地元チャモロ人がファミリーでやって来て、バーベキューをして楽しんでいる。 また、現地在住のアメリカ人たちも友人たちでやって来て、同じようにバーベキューをしたり、泳いだり、 シュノーケリングをしたり、カヤック遊びをしたりして、終日楽しんでいる。 何処か、ロタのテテト・ビーチやテニアンのロング・ビーチによく似ている。
さらに、驚いたことに、このオブジャン・ビーチを含む一帯の土地は 友人であるペリー・テノリオ・ファミリーの所有地である。 彼らも時々週末をここに来て過ごしている。 金持ちとは聞いていたが、想像以上なのかも知れない。
また、ガイドブックには載っていないが、ビーチ脇の椰子の木林の中にチャモロ人の古代住居跡がひっそりと残っている。 これは列記とした貴重な文化遺産であるが、どういう訳か、放ってあるように見える。 また、明らかに遺跡と思われる細工された石が林のあちらこちらに転がっている。 誰も一向に気にする様子はない。
オブジャン・ビーチの西側にラダー・ビーチという岸壁に囲まれた静かなビーチもある。 ラダー(梯子)という名前の通り、階段でしかビーチに下りて行くことはできない。
ラダー・ビーチは危険なサンゴが多く、泳ぐことはできない。 なぜか、ここは観光客も地元の人達もあまり行かない。
ここはちょっと見るだけにしておいて、オブジャン・ビーチに行った方が絶対に楽しい。
ビーチ・ロードに沿って、ガラパン地区から南に約5kmの地点にあるキリリ・ビーチ公園まで立派な遊歩道が造られている。 朝夕の涼しい時間帯にはローカル達がジョキングや散歩を楽しんでいる。
実は、このビーチ・パスウェイには別の重要な役割を持っている。 それは地球温暖化を因とする海水面上昇による海岸浸食を防ぐ役割を持っている。 そのために、一般の遊歩道とは違って、特別強固な構造に仕上げられている。 分厚い舗装の下には、土中2mくらい掘り下げられワイヤーに包まれた珊瑚岩がぎっしり敷き詰められている。 将来、水位が上昇して、また、激しい波で海岸が削られても、この遊歩道で侵食が止まるように設計されているのである。
サイパン島の東側海岸は大部分がサンゴの岸壁でできているため、水位が上昇しても侵食されることは殆どない。 最も侵食されやすい地形をしているのがこの遊歩道で保護されたビーチ・ロード沿いの部分なのである。
このビーチは島の北部サンロケ地区にある。 さながら珊瑚礁に囲まれた巨大なプールと云ったところ。 水深は1〜1.5mと浅く、背は立つ。 外洋がどんなに荒れていても、サンゴ礁に囲まれているため、このビーチの海が荒れるということはない。 沖に向かって右手から左手の方向に常に流れがある。
1999年頃から浜辺に近いエリアに突然海草(約2mはある)が生い茂るようになってきた。 そして海水も濁りが目立ち始めた。 海水に栄養分(有機物)が入り込んで来たということだろう。 それ以前は、海草などは全く生えておらず、水質も良好だった。
2008年頃から海藻が消え始め、本来のビーチに戻り始めた。水質がよくなったのかも知れない。
1995年と1999年にこの海を使ってオリンピック・ディスタンスのトライアスロン大会を開催したことがある。 今でも、週末毎に、地元の人達がこの海を使って練習会のようなミニ・トライアスロン大会やミニ・オーシャンスイム大会を楽しんでいる。
ここは繁華街から遠く離れているため、観光客は少ない。 しかし、週末には、現地の人達の憩いの場となっている。 シャワーとトイレが完備してないのは困る。
毎年4月下旬に3日間ほど、アメリカン・メモリアル・パークで「フレーム・ツリー・アートフェスティバル」が開催されます。
今年(2006年)で25回目を迎えるこのイベントは、南太平洋諸島の美術工芸と伝統工芸が一堂に会する南太平洋芸術祭と呼ぶに相応しいビッグイベントです。
このイベントは南太平洋諸島最大のお祭りで、ヤップ、パラオ、マジュロ、ハワイ、グアム、、チューク、ポナペ、コスラエ、マーシャル諸島、 トンガ、タヒチ、サモア、ハワイ、ニュージーランド、フィジー、ニューカレドニア、パプアニューギニア等々、太平洋に点在するほとんど全ての島々から大勢の人がやって来て、 各々の島の文化、伝統、踊りなどを紹介するものです。
中でも、特設舞台で繰り広げられる各島の伝統ダンスはたいへん人気があり、大勢の観客で賑わっている。 さらに、オーストラリア、フィリピン、タイ、韓国、中国、日本など北マリアナ諸島に関係の深い国々もブースを出展して、このイベントに参加します。 もちろん、主催地のロタ、テニアン、サイパンも参加しています。
各島ごとにブースを出展して自分達の島の文化等を紹介したり、貝細工、ココナッツ細工、伝統絵画、バナナ・ペインティング、伝統木工品、 フルーツ等々の農産物、伝統の貴金属などの工芸品を販売したりします。 昼の部と夜の部があり、朝から晩まで大勢の人で賑います。 もちろん、楽しいバーべキューなどの食べ物ブースも出展されます。
運よく、この時期にサイパンを訪れたならば、絶対に見逃してはいけない。
数年前まではフレームツリーが満開の5月頃に開催されていたのですが、最近ではこの花が咲く直前の4月に行われています。 そのタイトルにフレームツリーという名が付いているのだから、 やはり真っ赤な燃えるように鮮やかなフレームツリーが咲いていないとイマイチ雰囲気に欠けるところがあります。
フレームツリー(花炎樹)とは、鮮やかな色彩が南国の太陽を思わせるサイパンを象徴する花。 5月〜6月に掛けて満開になる。 戦前この地に移り住んだ日本人は故郷日本を懐かしみ、この木を「南洋桜」と呼んでいた。 この木は花がパッと咲いて、パッと散るところが桜とよく似ていると云われている。
毎年5月の土曜日毎にアメリカンメモリアルパークで“Taste of the Marianas”「マリアナまるかじり」という食の祭典が開催される。 このイベントではサイパンにある一流ホテルや有名レストランが屋台を出店して自慢の味を競い合います。
そして、大体どのブース(屋台)でも、何を食べても1〜5ドルくらいの価格設定である。 だから、この機会に一流ホテルや有名レストランの料理を食べ歩くのも面白い。 但し、腹は一つしかないので、食べ過ぎには要注意。 また、屋台の他にもバンド演奏やダンスショーなどの催し物が特設ステージで催されます。
ここでは面白いルールがある。 これらのブースで売られている料理や飲み物をお金(米ドル紙幣)で買うことはできないのである。 「トークン」と云うこのイベント会場だけで使える黄色いコイン(サイパンだの絵が印刷されている)でなくては買えないのである。
だから、先ず最初に、会場敷地内のコイン交換所に行って、ドル紙幣をトークンに交換してもらわなくてはならないのである。 1トークン=1ドルで交換できる。 但し、このトークンは街のお店では使うことができません。
この時期にサイパン滞在中であれば、テイスト・オブ・ザ・マリアナスに出掛けなければ絶対に損ですよ。 時間は18:00〜22:00までやっています。
ブランド物を買うなら何と言ってもガラパン地区にある DFS(デューティフリーショッパーズ)の「ギャレリア」であろう。 サイパンで一番の繁華街にあり、バックや化粧品、香水、宝石、サングラス、時計、貴金属と云った殆どの一流ブランド品が豊富に揃っている。 その値段は日本よりも安いく、また、最新の商品が揃っていると云われている。
また、ブランド品以外にも、お土産用として、チョコレートやクッキーやコーヒー・紅茶なども豊富にそろっている。 また、バナナ・ペインティングやタツーなどの実演販売もおこなっている。
また、サイパン国際空港内の出国待合室に隣接して、「ギャレリア」空港店がある。 しかし、商品の量はガラパン店の方が圧倒的に多い。
全ての商品が日本より安いかと云うと、そうではない。よくチェックして買った方がよい。
このサイパンのDFSはその売上高において、かつて世界一を誇っていた時代があった。夜は10時までオープンしている。場所は、 ハファダイ・ビーチ・ホテルのビーチ・ロードを隔てた向かい側にある。
このスーパー・マーケットはサイパン島は2番目の店舗面積を持っている。 肉や野菜などの生鮮食料品から缶詰やお菓子、パン、ケーキ類、服、薬品、日用雑貨、チョコレートなどの観光客用の土産物等々まで何でもある。 そして、このスーパーマーケットの特徴は、地元の人に混じって、ガラパン地区のホテルに泊まっている観光客が多いということである。 観光客はここへ飲み水やビールやお菓子を、さらには、お土産なども買いに来ているのである。
また、日本では見かけないような商品もたくさんあるので、見て回るだけでも楽しい。 ここも夜の10時までオープンしている。 サイパンのスーパーマーケットは殆どが夜10時まで営業をやっている。
余談になるが、どこの国に行っても、地元の人が行く街のスーパーマーケットの商品や値段をチェックすることで、 その国の生活水準や経済力に関する生の情報を得ることがで、非常に面白い。
場所は、ハファダイ・ビーチ・ホテルの北隣にある。
「31アイスクリーム」や「ケンタッキーフライドチキン」などが入居しているタウン・ハウスという建物の中に 「ペイレス・スーパーマーケット」というマーケットが入っている。
ここも品数は豊富で見て回るだけでも楽しい。
この店は、肉の品揃えが豊富でステーキ用かシチュー用、それに、枕ほどもあるブロック肉もある。 高級なアンガス・ビーフも買うことができる。 また、地元で取れた野菜やフルーツも品揃いが豊富である。
尚、この店は支店で本店はグァムのマリンドライブ沿いにある。
場所は、ビーチ・ロードに面したチャラン・カノア地区にある。
ススペ地区にあるこのジョウテン・ショッピング・センターはガラパン地区にあるハファダイ・ショッピングセンターよりも広い店舗面積を持っている。
商品の品数も豊富で食料品から雑貨、洋服、家庭用電気製品、薬品、オモチャ、スポーツ用品、シューズ、文房具なども売っている。
さらに、店内にはピザやサンドイッチ、ハンバーガー、フライド・チキン、ローカルフード、ケーキ等々の軽食を食べることのできるフード・コーナーもある。
場所は「サイパン・ワールド・リゾート」や「サイパン・グランド・ホテル」のビーチ・ロードを経たてた向かい側にある。 その所為か、ここでは買い物をする観光客の姿も多い。
米本国の大規模小売店舗「プライスコスコ」のサイパン支店がサンホセ地区のマリアナ政府観光局近くにある。
ここはまるでスーパーというよりは商品が保管してある倉庫という感じで、商品がダンボール箱に入ったままデンっと陳列されている。
商品は米などの食品からテレビなどの家庭用電気製品まで、生鮮食料品以外なら何でも揃っている。
但し、安いけど量の単位が多いので観光客向きではない。
ミドルロード沿いにある韓国系資本のスーパーマーケット。 商品は珍しい韓国や中国から輸入されたものが多い。
我々日本人には見たこともないような食材が多く、特に、魚介類や香辛料などの乾物ものが多い。 どのような料理に使うのかも分からないが、見て回るだけでも楽しい。
買い物客も現地に住んでいる韓国人や中国人が大部分である。
二階ではビデオやCDのレンタルショップもある。 一般の観光客は殆ど行かない。
KFC的には、お気に入りの「ソルテッド・カシュ・ナッツ」を探しに、 サイパンに行く毎に、このスーパーをチェックしに行く。 そして、陳列してあれば、その場で全部買い占めるのである。 このナッツは非常に美味しいが、日本では売っていない。 このナッツが手に入るには、このような余り綺麗とは言えない街のスーパー・マーケットでしか手に入らない。
場所は、ミドル・ロード沿いのチャラン・ラウラウ地区にある。
サイパンで最大の文房具店。 普通の観光客は行かないが、店内を見て回ると新しい発見があり、非常に楽しい。
日本では見かけないような形をしたボールペンや鉛筆、ノートなどが数多くある。 また、パーティ・グッズ、縫ぐるみ人形、おもちゃ、島の地図、ポスター、各種サインボード、コピー機、机、 イスなど何でもある。
日本の文房具屋とは違い、おもちゃ屋と文房具屋が一緒になったような店である。 ここには、お土産になりそうな商品が数多くある。
場所は、ビーチ・ロード沿いのチャラン・ラウラウ地区にある。
ハードウェアーとは日本で云うホームセンターのことである。 日用雑貨品から建築材料まで何でも揃っていて、日本では見かけないような商品も多く、見て回ると楽しい。 草刈機、ガーデニング商品、ペットフードなどもある。
その中でも、サイパンは芝生の植えてある場所が多く、草を刈る機会が非常に多いので、草刈機の種類は豊富である。
例えば、肩に掛けて使う一般的な草刈機は、日本の物と違って、刃金を用いずナイロンの紐をモーターで高速回転させることで、 草を切るというタイプのものばかりである。 これだと石に接触しても刃がこぼれるという危険はないので、この点は優れものである。 また、トラクターのように人が乗って、車を運転するようにして草を刈っていく草刈車も売られている。 見て回るだけでも楽しい。
この店はススペ地区にあるジョーテン・ショッピング・センターと同じ敷地内にある。 また、この「エース・ハードウェアー」はチェーン店で本店はグアム島にある。
サイパン島ススペ地区のサイパン・ワールド・リゾート北側のビーチ沿いの公園(広場)で毎週土曜日の朝6時頃から昼頃まで朝市が立つ。
そこには20〜30張りのテントがあり、そこで地元の農家の人が自分の畑で採れた野菜やフルーツを持って来て、直売している。 また、獲れたての魚も売っている。 だから、新鮮で安い。
買いに来ている人は、地元の人が殆どだが、サイパン在住のアメリカ人やレストラン経営の人たちも買いにきており、多くの人で賑わっている。 しかし、観光客は殆どいない。 もし、機会があれば、朝早起きして、覘きに来るのも楽しいだろう。
サイパンにこれほど多種多様の野菜やフルーツが採れるのかと驚く。 必見の価値ありである。 また、食べ物やコーヒーのブースもあり、朝ごはんが4〜5ドルで売られている。 美味い豚肉の串焼きBBQも一本1ドルで売っている。 パパイヤが一個50セント(約50円)、完熟マンゴーが3個1ドルとう格安な値段である。
ちなみに、フルーツはバナナ、スイカ、ローカルレモン(シークァサー)、サワサップ等々。 野菜はナス、ニガウリ、唐辛子、キュウリ、カボチャ、イモ類、長ネギ、大根等々がある。
2005年4月6日にサイパン島の北約120kmに位置するアナタハン島(面積33平方km)で火山が大噴火を起こした。 その噴煙が風に乗って南下してサイパンやテニアンにも達した。
普段は南洋の強烈な太陽がギラギラ照っている空が、見る見るうちに真っ黒な噴煙や火山灰に覆われ、太陽が遮断され、灰色の世界に変わったのである。 これには、いつもノンビリ・ユックリの地元チャモロ人たちもビックリ仰天!こんな出来事は皆初めての経験であった。 台風やトロピカルストームの雨雲で空がグレーになるのとは違って、何か得体の知れない不気味なものが覆い被さって来るような錯覚になり、 皆パニックに陥ったのである。
さらに、その噴煙からグレーの細かな火山灰が降り注いてきたのである。 道路にも、屋根にも、海上にも、車の上にも、樹木の上にも降り注ぎいできたのである。 この灰を吸い込んだら病気になるなどと云う騒ぎが起ったりして、この日は朝から散々な一日だった。
しかし、夕方にはこの灰も海の彼方の流れて行ってしまった。 そして、翌日には多くの島民が安堵と共に屋根や車の上に積もった灰を取り除く作業をしたのであった。 世の中、何が起こるか分からないものである。
【サイパンからのメール】
凄かったですよ。真っ暗になりました・・・朝10時頃、火山灰が降り始めたのでマニャガハ島はクローズとなり、ホテルに帰し、バタバタしておりました。 でも午後には灰もクリアーになって今のことろ大丈夫です。
【ロタからのメール】
いや〜、ロタも昨日はすごかったですよ。 朝から、日本領事館より緊急連絡で知っていたんですが、まさかロタまでは・・・って思ってたんです。 そしたら、午後2時辺りから急に空が灰色の噴煙雲がぐんぐん広がってきて火山灰が吹いてきたんですよ〜。 もう、目には入ってくるし、車やボートも真っ黒になっちゃうし、もう大変!酸素マスクをくれ〜って感じでしたよ。
【テニアンからのメール】
テニアン島全域に火山灰が降ったため、学校は授業を切り上げて子供たちを帰宅させた。 午前中は火山灰の影響で空が真っ黒で太陽が見えなかった。
これらのメールから推察すると、サイパンに火山灰が到達してから4時間後にロタに同じ火山灰が到達したことになります。 サイパンーロタ間の距離は約100kmありますので、時速約25kmで南下したことになります。 また、アナタハンはサイパンの北方約120kmの距離にありますので、朝の5時頃に大爆発を起こしたと推察できます。
火山灰が上空1万5000メートルまで噴き上げられ、辺り一面が暗くなったため、当局はアナタハン島を立ち入り禁止として、 航空機にも10海里圏内に近づかないよう警告した。 当日は飛行機も欠航した。
地元のスーパーマーケットに「Growers」のSALTED CASHEW NUTSがナッツのコーナーに並べられている。 このカシュナッツがメチャクチャ美味しいのである。 これは日本では販売されていない。 日本で売られている柔らかいカシュナッツと違い、ローストして油分を取り除いてあるため、カリカリした食感で味が凝縮されている。 これが塩味を上手くマッチして絶妙の味を出している。
しかし、これはサイパンで作られているものはなく、フィリピンからの輸入物である。 この「Growers」の味を知っている日本人からは、我々がサイパンに行く度に、お土産としてこれを買って来て欲しいと頼まれる。 しかし、自分用に、頼まれても、頼まれなくても、スーパーマーケットでこれを見つけた時は 50袋でも60袋でも棚においてあるだけ全部買い占めすることにしている。 しかし、これは常時あるとは限らない。 運よく、貨物船が入港した時には店舗に並んでいるが、しばらくすると売り切れてしまう。
この「Growers」のラインナップには、カシュナッツだけでなく、ピーナッツとミックスナッツがあり、カシュナッツ以外はいつも売れ残っている。 値段は店によってバラバラだが、北マリアナ諸島では大体2ドル(一袋)前後である。 しかし、グアムでは4ドルで売られている。
サイパン銀行の駐車場で姫路ナンバーのホンダ車を見かけた。 日本から中古車を輸入して来たものか、或いは、漢字の書いてあるナンバープレートを手に入れて取り付けているのか、どちらかである。 サイパンで日本のナンバープレートを見るとは思わなかった。 何度もサイパンを訪れているが、日本のナンバーを見たのは、後にも先にもこのホンダ車だけである。
北マリアナ諸島のナンバープレート事情に関する法律は日本のように画一的ではない。 数字の組み合わせでも、アルファベットの組み合わせでも、自分の好きなものを登録できる。 先に同じ番号(記号)を登録している人がいなければ、何でもOKなのである。 だから、数字以外にも子供の名前をナンバープレートに登録している人もいる。 また、面白いのは市長の車のナンバープレートには「Mayor」、知事の車には「Governor」と刻印されている。